アクセスFSA 第152号(2016年2月)

トピックス

(1)金融行政モニターの設置について

金融行政に関するご意見・ご提言・ご批判などをお聞かせください!!

金融庁においては、外部の皆様からのご意見・ご提言・ご批判などを受けることによって、よりよい金融行政の遂行を目指しております。

平成27 年9月に公表した「平成27 事務年度 金融行政方針」に基づき、金融庁が金融行政を遂行するに当たり、金融を取り巻く内外の環境変化に遅れをとらず、先取りする態勢を構築する観点から、金融行政に対する率直な意見・提言や批判等を金融行政に継続的に反映させる仕組みを構築するため、「金融行政モニター」を1月29 日に設置いたしました。

金融庁では、これまでも様々な手法により金融機関や一般の方々から、金融行政に関するご意見等をお伺いしておりましたが、金融機関などからは、聴き手が金融庁職員であることにより、必ずしも率直な意見等を言うことは難しいとのご指摘もあるところです。このような点に鑑み、金融庁職員ではなく中立的な第三者である外部専門家(以下、6名)が直接にご意見・ご提言・ご批判などをお聞きするため「金融行政モニター受付窓口」を設置することとし、寄せられたご意見等(匿名の場合であっても提出していただくことができます。)を金融行政に反映できる仕組みを構築しました。

また、引き続き、金融庁に対して直接ご意見等を提出して頂くための「金融行政ご意見受付窓口」も設置いたします。

金融庁においては、外部からのご意見・ご提言・ご批判などを受けることによって、よりよい金融行政の遂行を目指しておりますので、これらの窓口を積極的にご活用いただきますようお願いいたします。

金融行政モニター委員(敬称略)

井上  聡

弁護士(長島・大野・常松法律事務所パートナー)

翁  百合

(株)日本総合研究所 副理事長

神田 秀樹

東京大学大学院法学政治学研究科教授

永沢 裕美子

フォスター・フォーラム(良質な金融商品を育てる会)事務局長

米山 高生

一橋大学大学院商学研究科教授

和仁 亮裕

弁護士(伊藤見富法律事務所シニア・カウンセラー)

金融行政モニターについて1

金融行政モニターについて2

詳しくは、金融庁ウェブサイトの「ご意見・情報を受け付けます」の「金融行政モニター」にアクセスしてください。


(2)第135回自動車損害賠償責任保険審議会の開催結果について

  • 平成28年1月21日午前9時00分から第135回自動車損害賠償責任保険審議会が開催されました。

  • 第135回自動車損害賠償責任保険審議会において報告された平成27年度料率検証結果による損害率(※)は、次のとおりです。

(単位:%)
契約年度 平成27年度 平成28年度
前回(平成25年4月)
改定時予定損害率
100.2
平成27年度検証結果
による損害率
95.9 95.4

(※)損害率=(支払保険金/収入純保険料)×100

  • 平成25年4月の基準料率改定時の予定損害率との乖離は平成27年度で▲4.3%、平成28年度で▲4.8%にとどまっており、基準料率の改定は必要ないものとされました。

詳しくは、金融庁ウェブサイトの「審議会・研究会等」の「自動車損害賠償責任保険審議会」にアクセスしてください。


(3)「金融トラブルから身を守るためのシンポジウム」の開催(名古屋・広島)について

平成28年2月4日(名古屋)及び2月25日(広島)に、「金融トラブルから身を守るためのシンポジウム」を開催しました。

大学教授を講師に招き、金融トラブルから身を守るためにはどのようなことを心がけるべきか分かりやすく講演していただきました。

また、金融庁金融サービス利用者相談室からは、金融トラブルの相談事例の紹介や、金融商品に関することで少しでも不審に思った場合に、ご相談いただくよう当相談室の案内をいたしました。

パネルディスカッションでは、金融トラブルについての様々な事例や対処方法等を紹介し、注意喚起を図りました。


(4)「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」(第5回)について

「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」は昨年11月24日に第3回会合を、12月22日に第4回会合を開催したところですが、本年1月20日(水)に第5回会合を開催しました。同会合では、第4回に引き続き「取締役会等をめぐる論点」を議題とし、CEOの選解任のあり方について議論を行うとともに、監査役会・監査委員会や内部監査部門等による監査機能の適切な発揮について議論が行われました。

本会議は、当面、月1回程度の頻度で開催することを予定しております。また今後の会合において議論・検証されるべきと考えられる事項、その他コーポレートガバナンスの更なる充実等に関して、広く意見を募集しております。

詳しくは、金融庁ウェブサイトの「公表物」→「審議会・研究会等」→「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」にアクセスしてください。


(5)「会計監査の在り方に関する懇談会」(第3回)の開催について

会計監査については、これまで、その充実に向けて累次の取組みが行われてきたところです。しかしながら、近年のIPO(株式新規公開)を巡る会計上の問題や会計不正事案などを契機として、改めて会計監査の信頼性が問われている状況にあります。

このため、今後の会計監査の在り方について、経済界、学者、会計士、アナリストなど関係各界の有識者から提言を得ることを目的として、金融庁を事務局とする「会計監査の在り方に関する懇談会」を設置しました。

昨年10月6日に第1回、11月20日に第2回、本年1月27日に第3回会合を開催し、今後の会計監査の在り方について、監査法人のマネジメントの強化、企業不正を見抜く力の向上、会計監査に関する情報の株主等への提供の充実など、幅広い観点から議論が行われました。

なお、会議は非公開ですが、会議後、議事要旨を金融庁ウェブサイトにて公表しています。

詳しくは、金融庁ウェブサイトの「公表物」→「審議会・研究会等」→「会計監査の在り方に関する懇談会」にアクセスしてください。


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