五味金融庁長官記者会見の概要

(平成18年9月4日(月)17時02分~17時10分 場所:金融庁会見室)

【長官より発言】

私の方からはございません。

【質疑応答】

問)

始めに幹事から一問だけ質問させていただきます。足利銀行の受け皿問題についてなのですけれども、ワーキンググループの初会合が明日開かれると思いますが、ワーキンググループでの議論にどのようなことを期待されていらっしゃるのか長官のお考えをお願いします。

答)

足利銀行の受け皿選定に関するワーキンググループ、これが開催されることになりましたけれども、その趣旨というのは、足利銀行の受け皿選定作業を進めていくにあたって、外部の中立的な有識者の皆さんから専門的立場でアドバイスをいただく、それに加え、地域の皆さんの意見を伺うという場でもある、こういう趣旨でございます。委員の皆様は、それぞれ御承知のとおり地域金融、或いは企業経営、法律、会計、事業再生などですね、それぞれの分野で高い見識を有している方々ですので、こうしたワーキンググループの趣旨に照らして有意義なアドバイスを受けることができるというふうに期待しております。現状まだ議論が始まっておりませんからあまり具体的にどういう項目という話までは申し上げかねますが、一つは、地域の意見というものをよく聞いていただいて、その評価、分析を専門的立場から私どもに教えていただくということがあると思います。具体的な選定の過程で受け皿に求める基本的な条件、或いは受け皿へ移行した後の事業計画の審査、さらには最終決定に至る前には企業価値の評価ということも必要になるわけでして、こうした選定の各段階における重要事項について、有意義なアドバイスをいただきたいと考えております。

問)

ワーキンググループの方々に期待されることですけれども、今後選定プロセスが進むにあたって個社に対する、どこがいいとか、どこが望ましいとかそういったプロセスも段々煮詰まってくるとは思うのですが、個社を選ぶというプロセスにどの程度の関与を期待されるというか、あまり想定されてないというか、その辺りのイメージはどのようなものをお持ちでしょうか。

答)

実際の選定は、法律の規定に基づいて政府の責任で行わなければなりません。従って、決定内容そのものをアドバイスしていただいたり、決めていただいた内容を我々が了承するという性格のものではございません。私どもが選定するに当たって必要とされる検討事項についての専門的、かつ中立的なアドバイスをいただく、これが基本です。

問)

地域の意見をヒアリングする場というのは、イメージとしてはワーキンググループを何回くらい11月の最初の公募までに持つということなのでしょうか。

答)

まだワーキンググループの開催の日程自体を申し上げられるような状況ではないのですね。他のワーキンググループ委員の先生方とも御相談しながらこれから進めていきます。それから、地域の皆さんからの意見を伺う機会というのは、今月中旬頃にはいずれにしても一度ということですが、一度だけで終わりということは事務的には考えておりません。必要な都度そういった場を設けるということがあり得ると思います。この辺も先生方との御相談も含めて決めていくことになります。

(以上)

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