五味金融庁長官記者会見の概要

(平成19年4月2日(月)17時00分~17時07分 場所:金融庁会見室)

【長官より発言】

私からは特にございません。

【質疑応答】

問)

先週の末ですけれども、火災保険の損保会社の不払いの発表が相次ぎましたけれども、この問題に対するご見解と、それから、今後、損保会社に期待される点についてご見解を伺えればと思います。

答)

今、各損害保険会社がなさっていることというのは、火災保険について二つあるわけです。一つは、今年の3月末を目途に、保険申込書に記載された契約データ等を基にして、建物構造級別の適用など、誤りの蓋然性の高い契約を抽出して調査をする、これは3月末を目途に皆さんがなさっていた。もう一つは、今後1年をかけて今申し上げた以外の契約について、個々の契約内容を顧客に確認をして、問題がある場合は適正化を図る。この二つをなさっているわけで、この第一点目のほうで、数社が30日に調査状況の公表をなさっているということでございます。これは、公表を見せて頂きまして、私どもとしては、各会社におかれて、本件について引き続き徹底的な点検をして頂きたいということ。それから、効果的な再発防止策、これを策定をして頂きたい。そして当然のことですが、問題が見つかった契約については、適切な顧客対応を取って頂きたい。こういう風に考えております、まだ、先のある話でございますが。それから、もう一つ、個々の契約の話でありますが、全般的な業務の運営の仕方の見直しというのは、やはり必要だろうと思います。入口である保険募集から出口である保険金の支払いまで、これを一環して保険契約者保護という観点から、全般的な業務の見直しをして頂いて、適切な業務運営に努めて頂きたいというふうに思います。出口の問題が入口での説明不足に起因しているケースもありますし、そもそも商品設計自体が入口でトラブルを起こす原因になっていることもあるし、出口でトラブルを起こす原因になっていることもある。或いは商品設計に問題がなくても、入口から出口に至る過程での管理でありますとか、或いはシステムの作り方ですとか、こういうことが原因でうまくいかなくなっているケースもある。こういうことですから、やはり全般的に一度、業務の見直しをして頂くということに努めていただく必要があると考えております。以上です。

問)

本日、福岡銀行と熊本ファミリー銀行を傘下に持つ、ふくおかフィナンシャルグループが発足しました。昨年の5月の統合表明から11カ月での統合準備となりますけれども、これをどのように評価されているのでしょうか。また、福岡、熊本という県境を越えた広域展開を担う新たな金融グループに対して、どのような役割を望んでいるのか、長官の考えをお聞かせください。

答)

個々の経営判断による統合案件について、評価を述べるというのは適切ではないので、一般論でお答え致しますが、統合再編ということが行われます場合、それは非常に重い経営判断を含むわけでありまして、そのことが、統合後に経営をなさいます金融機関の経営管理の向上でございますとか、或いは財務状況、収益力といったようなものへの好影響という形で現れてくるということを期待したいと思います。それを、実際に狙って皆さん統合再編をなさるわけですので。私ども金融庁としては、そうした効果が、これは地域金融機関のケースということでございますが、地域の利用者の皆様、こういう方達に、より高い利便性といったものを与える、或いはより安定した取引といったものを確保する、こういった効果を持つということを期待したい。そのためにも、当初目指された統合の考え方というものを、統合後も引き続きよく経営陣が認識をして経営に当たっていただきたいと思います。県境を越えた提携ですとか統合ですとか、これも、その地域の特性を、経済の特性なり、個々の金融機関の持っている特性といったものから導き出されてくるものであって、県境を越えること自体の善し悪しということを議論するということには余り意味がないと思います。その地域において、県境に関わらず、ある経済活動というものが活発に行われている、或いはある経済圏というのが形成されてきているということであれば、そうした地域の実情に合った、そしてまたそういう実情にある地域の利用者の皆さんのニーズに合った経営の形態というものを追求をしていく、そのことによって地域の発展を目指し、それが更に自らの金融機関の健全性や収益力を高めるということで、どちらにもよい結果をもたらすという道を探った、その結果として出て来るということであるならば、それはそれで、大変意義のあることだと思います。そうでなければならぬということ、県境を越えねばならぬということを申し上げているのではありませんが、もちろん、県境を越えた提携というのも大事な選択肢の一つだと思います。

(以上)

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