五味金融庁長官記者会見の概要

(平成19年6月4日(月)17時00分~17時07分 場所:金融庁会見室)

【長官より発言】

私からは特にございません。

【質疑応答】

問)

生保の不払い関係ですが、先週末の決算発表で、席上で各社とも不払いの再発防止に向けて、巨額のシステム投資などを行う方針を明らかにしました。初めから適切な支払いができていれば、こうした投資は避けられたと思いますし、その分の契約者に配当という形で回ってきたかもしれないという考え方もできると思うのですが、こうなった以上、やはりこういった投資は仕方がないというか、どういう風にお考えでしょうか。

答)

生命保険会社の保険金の支払い漏れ問題というのは、現在、各社調査継続中ということで、金融庁でも4月に各社から頂きました調査進捗状況等の報告書を、今検証しております。従って、この時点で問題の原因を特定するというのは、なかなか困難かと思われます。「初めから適切な支払いが行われていれば」というのに関連して言いますと、気合さえ入れてやっていれば適切な支払いができたのかどうかというところです。保険商品の複雑化ですとか、件数の増加、そういう中で、やはり、いくつかある要因の中の一つとして、これは一般論ですけれども、人為的なミス、これを防止する為のシステム対応、これに遅れがあったと、それが入口から出口までの管理態勢の中でのいくつかの支払い漏れの要因の中の一つであったのではないかと思うんですね。ですから、これは、そういった一般的な観測からしまして、システム対応というのも、やはり、ごく通常の支払い管理態勢の一つとして、必要な水準というのは、持っておく必要があったということになるのではないかと思います。そういうものを持っていることが、大きな意味での契約者の皆さんからの信任ということに結びつきますし、それがまた、適切な支払いの確保ということで、契約者の皆さんの利益に繋がるという分析ができるのではないかと思います。なお、各社のこれまでのシステム投資の状況や今後の見通しというのは、会社によってそれぞれ区々ですから、そのコメントは控えますけれども、今申し上げました観点から言えば、いずれにしてもシステム対応も含めた実効性のある再発防止策、適切な支払いのためになすべき対応、態勢整備というものを見ていただく必要があると、こんな風に考えます。

問)

個別行のことですが、あえて伺います。新銀行東京の先週末の決算の発表ですが、相当程度の赤字が出ました。これについての長官のご感想、コメントをお聞かせ下さい。

答)

個別銀行の決算ということでございますから、そのこと自体についての当局の評価・分析を申しあげるというのは控えさせていただかざるをえません。この新銀行東京の決算の公表の内容、これを総合して見ますと、一つには顧客のニーズに適応した商品や金利体系が提供できなかったために、融資や保証残高が計画を大幅に下回っている。また、過大な事業規模を想定して、組織やシステムを構築したり、維持をしたりしていたということから、実際の事業規模に比べて大きな経費負担が起こった。三つめには、スコアリングモデルに依存した融資運営を行った結果として、想定を大幅に上回る水準で不良債権が発生している。こういったようなことが窺えます。こうした公表内容から見ますと、今申し上げたような点というのが、計画と実績が乖離した要因であるということが窺えますけれども、これは勝れて経営判断の問題であるというように思われます。なお、新銀行東京は決算発表と同時に平成21年度単年度黒字化を目標とする新中期経営計画を公表しておられます。金融行政の大きな基本的任務の一つは、銀行の健全かつ適切な運営を確保するということでございますので、一つ一つの経営判断に立ち入ってこれを指導することはできませんけれども、検査・監督を通じまして、新銀行東京の経営改善努力というものを、モニタリングしていきたいとこういう風に考えております。

(以上)

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