五味金融庁長官記者会見の概要

(平成19年6月18日(月)17時00分~17時03分 場所:金融庁会見室)

【長官より発言】

私からは特にございません。

【質疑応答】

問)

りそなホールディングスと第一生命ですけれども、銀行窓口での保険商品販売の全面解禁に向けて提携交渉に入ったということが明らかになりました。保険商品の銀行窓販全面解禁に向けて、銀行業界、保険業界がクリアしなければならない諸課題を抱えていると思いますけれども、これに対してどのようなことが求められるのか、長官のお考えをお聞かせ下さい。

答)

一般論でお答え申し上げますが、銀行などによる保険販売というのを考えるに当たりましては、銀行が貸付先に対して強い影響力を有するという弊害、この弊害を防止するためにどの様な販売体制が必要か、これが主な課題になると認識しています。そうした観点から、現在、今年12月の保険窓販全面解禁に向けまして、銀行などにおける保険募集の実施状況、或いは弊害防止措置の実効性、これについてモニタリングを行っております。全面解禁の実施に当たって、銀行側の体制ということになりますと、求められます弊害防止措置、これを実行できる万全の体制を整備していただくということが必要であると考えています。それから保険会社の方ですが、こちらは、保険募集に当たります銀行の皆さん、保険募集人に対する教育や研修をフォローしていくなど、銀行による適切な保険販売に向けての委託保険会社としての責任、これを十分に果たしていただく必要があると考えています。いずれにしましても、銀行などによる保険窓販の全面解禁の実施につきましては、モニタリングの結果、これが大事でございますので、このモニタリングの結果などを十分に踏まえまして、保険契約者の保護という観点から適切に手順を踏んで判断をしたいと考えています。

(以上)

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