田村金融担当大臣政務官挨拶
(平成22年4月22日(木)財務局長会議)

おはようございます。本日も財務局長会議、誠にお疲れさまでございます。政務官の田村謙治でございます。

私もこの会議に出る度にいつも勝手なことを申しまして大変僭越だなと思っているところですけれども、繰り返しになりますが、また問題意識を申し上げたいと思います。特に、最初に私が参加した財務局長会議は、今の政権が大変勢いがあるときでございまして、少しはその勢いを借りたところがありましたけれども、残念ながら今、民主党も大変な状況になりまして、大変説得力が薄いということは十分自覚したうえでありますがあえて申し上げます。

この財務局長会議、新年度になりまして、私自身、私個人的には、よりいろんな形で見直すべきだと今でも思っておりますけれども、当然財務省との関係もあります。財務省の三役とも少し話をしましたが、私のような過激な問題意識を持っている三役はあまりいないようでございまして、まだ引き続き続くということになっておりますけれども、とにかく、年に4回定例的にやるというのが本当に意味があるのかどうかというのは、是非金融庁・財務省の幹部の方とともにお考えいただきたいと思います。もちろん大変先進的な民間企業でも、地方支部の、地方支社のトップが東京に集まるということは多々行われていることでございまして、いろいろ情報を共有するのは簡単だから別に集まる必要がないというふうに言うつもりはございません。ただ、何となく定例で、惰性でやるというのは意味がないだろうということを私はかねて大変僭越ながら申し上げている次第でございまして、場合によっては緊急に集まるということがあってもいいと思いますし、必要がないときには集まらないということがあってもいいのではないかなと、私は常日頃に思っているところでございます。そこは是非この財務局長会議に参加なされながら、そして今後もお考えいただきたいと思っております。

今、ご案内のように、公務員制度改革法案が審議をされていますけれども、それが通りましたらかなりの改革が進んでいくわけであります。その先には、その先、延長線上と言えるかどうか分かりませんけれども、地方支分部局の整理・統合というのも民主党議員の多くは念頭にあるところでありまして、そもそも、現時点においては、各財務局がどのような役割を果たすべきかということをしっかりお考えになったうえで、単なる人事のローテーションではなくて、本来果たすべき役割を念頭に置いた場合に、財務局長が、そのトップがどのような役割を果たすべきかというのは、また日々お考えいただいたら良いのではないかと僭越ながら申し上げたいと思います。もちろん、私のようなおちこぼれと違って、大変優秀な皆様、もちろん日々の業務をしっかりやっていらっしゃると思いますけれども、多くの方は1年2年のローテーションで替わっていくわけで、何となく前任者と同じようにやればいいという感覚になりがちだというのは自堕落な私は十分に想像できるところでありまして、そこは今後財務局のトップがどういうことをすべきかというのは全く違う観点というのは十分あり得るのではないかと私は思っているところであります。是非そのことは日々お考えいただきたいと思います。

最後に、公務員制度改革と連動いたしますけれども、先程申し上げたように、民主党の政権がいつまで続くかというのは、当分続きますと私も自信を持って言えなくなっている状況ではありますけれども、仮に当分続いた場合に、幹部人事は基本的には民主党が中心の政権が幹部人事を主導していくという状況になるわけでありまして、今までの財務局長に限らず、皆さんは基本的に上司の一番上というは事務次官あるいは長官で、財務省・金融庁の幹部だという感覚しかお持ちではないと思いますけれども、そこは、公務員制度改革によって幹部人事が今後変わっていくと。その評価をするのは、いろいろ議論はありますが、公務員の中立性というのがありますから、悪い意味での恣意性を持ってはいけないと思っておりますけれども、政権とともにやっていただける大変優秀な方を登用していくということになると思いますので、私が一番申し上げたいのは、是非個人的なご意見をどんどん上げていただきたいということであります。所詮まだまだ中堅、政務官の私にということではなくて、例えば、私に個人的ご意見をいただければ、それを大塚副大臣はもちろんですけれども、民主党の多くの方と共有することはできるわけでありますし、それは民主党中心の政権が続く限りは、それが、政府のため、日本のためにつながっていくわけでありますので、いつも申し上げてもなかなか皆さん個人的なご意見いただけないのですけれども、もし、いろいろ私が問題提起申し上げていることについて、個人的なご意見がありましたら気軽に、私もFSAの金融庁のメールアドレスはちゃんと使っておりますので、気軽にご意見をいただけたらなというのが私の一番のお願いでございます。

今日も一日有意義な会議を行っていただきますことをご期待申し上げます。どうもお疲れさまでございます。

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