自見金融担当大臣挨拶
(平成24年4月26日(木) 財務局長会議)

ご紹介をいただきました、金融担当大臣の自見庄三郎でございます。

財務局長会議の開催にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

先月(3月)30日、「中小企業金融円滑化法」を1年延長(最終延長)するための改正法案、及び「企業再生支援機構」の支援決定期限を1年延長するための「株式会社企業再生支援機構法」の改正法案が国会で成立いたしました。

これを受けまして、先週20日(金)には、私と枝野経済産業大臣、古川内閣府特命担当大臣による3大臣会合を開き、「中小企業の経営改善・事業再生支援のための政策パッケージ」を発表させていただきました。

これからの1年間は、この政策パッケージを実現し、中小企業の真の意味での経営改善につながる支援、すなわち「出口戦略」を強力に推し進めていかなければなりません。そのためには、財務局も含め、官民一体となって連携していくことが極めて重要であります。政策パッケージの詳細については、後ほど監督局長はじめ担当から説明があると思いますが、私からは、2点、申し上げたいと思います。

まず、1点目は、「金融機関によるコンサルティング機能の一層の発揮」であります。

これまで、金融機関においては、条件変更等の申込みに対する「入口」の部分の対応は、9割以上の実行率となるなど、中小企業金融円滑化法の取組みは定着してきております。これからは、「出口」である中小企業の経営改善・事業再生にも重点を置いていかなければなりません。これは、「言うは易く行うは難し」でございまして、金融機関のコンサルティング機能をこれまで以上に発揮・強化していかなければなりません。そのためには、財務局の皆様におかれても、金融機関をしっかりサポートしていただきたいと思っております。

ご存知のとおり、日本には約420万社の中小企業がございまして、法人と付くもののうちの99.7%は中小企業でございます。ここで働いている方は約2,784万人おられますから、日本人の約4人に1人は中小企業で職を得ているわけでございます。中小企業金融円滑化法によって、約250万件の申し込みがあり、そのうち貸付条件の変更等を行ったものは約230万件でございます。この中には複数の金融機関と取引のあるところ、あるいはリスケ、再リスケのケースがありますから、約30~40万社がこの中小企業金融円滑化法によって、貸付条件の変更等を行っていただいたということでございます。40万社と言いますと、中小企業の約10社に1社は中小企業金融円滑化法を活用していただいているという状況でございまして、リーマンショックや東日本大震災など大変厳しい経済環境の中でもこういった法律を活用していただくことによって、何とか事業をやっていけているという面もございます。私や副大臣が地方に出張させていただいた際、地域金融機関の方から、しっかりやっている中小企業とそうでないところに二極分化しているといった声をお聞きすることが増えてきております。そういった意味で、企業として大事なステップに入ってきたというのは、皆様方はよくお分かりのことと思います。

2点目は、「企業再生支援機構及び中小企業再生支援協議会の機能及び連携の強化」でございます。

経営改善・事業再生を図るべき中小企業は相当数が見込まれておりまして、金融機関による支援のほか、外部の専門家との連携が欠かせません。

但し、企業再生支援機構及び中小企業再生支援協議会のこれまでの対応実績からすると、支援機構・協議会それぞれの質・量の両面をともに強化していく必要があります。さらに、金融機関と支援機構・協議会それぞれの間でも、緊密に連携していくことも必要です。

財務局の皆様におかれても、日頃から地域の金融機関や関係機関と密接な連携を図っておられると思います。金融機関にある案件を、支援機構・協議会も活用しつつ、事業再生に結び付けられるよう、積極的に「橋渡し役」を果たしていただきたいと思います。

最後に、繰り返しなる部分もございますが、我が国の421万企業のうちの99.7%、約420万社が中小企業であり、全国津々浦々の約2,784万人、日本人の約4人に1人は中小企業で職を得ております。被災地を含め、そうした地域の中小企業の再生なくして地域経済の再生・活性化はあり得ません。そして、地域経済の再生・活性化なくして日本経済の復興・発展はあり得ません。各地域の財務局長の皆様方におかれては、各地域の再生・活性化につながる取組みを促すために、日々の業務を通じて、これまでにも増して、地域の中小企業の声に耳を傾け、中小企業の事業再生に向けた金融機関の取組みを聴取・指導する中で、それぞれの地域に根ざした金融行政の遂行に務めていただきますよう心からお願い申し上げまして、私の挨拶といたします。

本日は本当にお疲れ様でございました。

(以上)

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