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山本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成18年11月24日(金) 9時17分~9時27分 場所:院内)

【大臣より発言】

閣議のご報告をさせていただきます。高市大臣から17年度食育推進施策、18年版食育白書、これは初めて出るようでございますが、その発言がございました。また、同大臣から犯罪被害者週間の実施、明日から12月1日までの1週間、被害者週間を実施するようでございます。尾身財務大臣から、平成19年度予算の編成等に関する財政制度等審議会・財政制度分科会の建議があった旨ご報告がございました。佐田大臣から地域活性化策に関する政府の取組みについて、閣議前に開催した関係閣僚会合で了承の上、公表したというお話がございました。地域活性化策に関する政府の取組みについて、甘利大臣からご発言がございまして、また、農林大臣からも地域活性化策に対するご発言、総務大臣からも同ご発言、内閣総理大臣からも地域活性化策に対するご発言がございまして、特に所信表明演説において地方の活力なくして国の活力はありませんと述べ、最重要課題の一つとして位置づけているところであり、重要であるとのご指摘がございました。以上が閣議の模様でございます。

【質疑応答】

問)

一昨日の夜ですが、消費者団体信用生命保険、いわゆる団信の調査結果の数字について、一部誤りが見つかりました。この数字については国会答弁の中でも使われている数字ですけれども、それに対するご所見と今後の対応についてお伺いします。

答)

まず、調査結果について正確でなかった、しかもそれが金融庁の名前で公表した数字であることに対しましては、心からお詫びを申し上げる次第でございます。そして、誤りの数字になぜなったのか、そしてこうしたことに対して、もっと早く究明が出来なかったのか、更には一昨日も国会が開かれ委員会も開かれて、このことが焦点となっているにもかかわらず、なぜ早くこうしたことを解明し、直ちに公表できなかったのかということについて、今朝も幹部に指示をしたところでございます。今後、正確なことがわかりますれば直ちに委員会等で発表をし、更にこの点における分析・解明と同時に、二度と団信によって不幸な方が再びこの世の中に出てこないようにしたいと心得ております。

問)

民主党の修正案についてですが、貸金業規制法等改正案の修正案の中で、NPOバンクなどの非営利団体には適用除外を設けるべきではないかという指摘が出ていますが、こうした点についてご所見をお願いします。

答)

実際、NPOの皆さんは頑張っていらっしゃって、それぞれの個別のケースを見ますと、非常にご努力をされて、また、そのNPO団体の融資があるがゆえに自立できた、或いは大変な精神的な苦痛・物質的な貧困から免れたという事実もお聞きいたしております。その意味においては、大変、ご質問の意図、そして修正案の思いは理解をさせていただくところです。しかしながら、NPOという団体の持っている固有の特性、即ち属人的性格が非常に強いということにおいて、ずっとその方が頑張ってやっていただければいいのですが、そういった仕組みを悪用する等の事例も、間々他に見受けられるところでありまして、そういう観点に立ちますときに、しっかりした基礎的財産、参入規制を緩めることにならないように、今、課題となっております資金業者の質の向上等々いうことの観点から、慎重に考えて行くべきだろうと思っております。

問)

大手銀行の中間決算について、過去最高益を計上していますが、はたして大手銀行が一人前になったと言えるのかどうか、その点について大臣のご所見をお願いいたします。

答)

大手行だけで1兆円以上の利益を本業でも上げておられて、いよいよ守りから攻めという時代がきたなとは感想として思っておりますが、ただ個別に見ますと、どうも期待したほど本業が好調かなと思っておりますし、また全体として引当の特殊要因も手伝っていると思います時に、すべてうまくいって、病院から出て国立競技場に行って100メートル競争ができるかどうかというと、どうもそんな感じではなくて、退院はしたもののまだ自宅療養、そして散歩やそこらはできるけれども、レースに出られるかどうかについては不安が残るというような印象は拭えません。

問)

銀行決算の関連ですけれども、足利銀行が当初の経営計画以上の業績を上げていると思うのですが、それに対するご感想と、今後の受皿機関選定への影響など、もしあるようでしたら、大臣から一言お願いします。

答)

経営努力がかなり実を結んで、地域経済についても当初以上の頑張りをみせていると思っておりますし、今の足利銀行の執行部の皆さんの大変な力量は評価いたします。従って、こうした基調をぜひ継続してもらいたい。引き受けされた方々も、更に経営努力、収益の改善等に努めて、早く地域経済との相互一体的な成長を期待するところでございます。

問)

補正予算の関係で、再チャレンジについてどのように扱われるべきだとお考えになりますか。

答)

補正があるかどうか、またその規模について、まだ正式に正確にお知らせいただいていませんし、先ほど事務方に問い合わせしましても、事務的にもそうした知らせはきていないということであります。仮に補正があるならば、もう一回精査いたしまして、早期に拡充しなければならない施策について、重点的に要求していきたいと思っております。

(以上)

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