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山本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成19年5月8日(火) 9時40分~9時46分 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

おはようございます。閣議のご報告をいたします。少子化・男女共同参画の高市大臣から平成19年春の全国交通安全運動の実施についてご報告がございました。5月11日から20日間だそうでございます。同様の交通安全運動の実施について、国家公安委員長からご発言がございました。高市科学技術・イノベーション・少子化・男女共同参画大臣からドイツ訪問のお話がございました。総務大臣から、ヨーロッパ訪問のお話がございました。外務大臣から、安倍内閣総理大臣の米国及び中東諸国訪問についての外務大臣から見たご報告がございました。外務大臣から、外務大臣独自で米国、ロシア及びイラク安定化に関する周辺国拡大外相会議出席に関してのご報告がありました。財務大臣からスペイン、フランス、スイス、アジア開発銀行年次総会のご報告がございました。農水大臣から欧州、南米、北米訪問のご報告がございました。甘利経済産業大臣から、ウズベキスタン、カザフスタン、サウジアラビア、ブルネイ訪問のご報告がございました。冬柴国土交通大臣からインド訪問のご報告がございました。若林環境大臣からインドネシア、シンガポールの出張ご報告がございました。久間防衛大臣からイタリア、ベルギー出張についてのご報告がございました。また、「2+2」もございました。以上でございます。

【質疑応答】

問)

アメリカの格付会社のムーディーズが、大手メガバンクの格付を軒並み引き上げたのですが、これに対する大臣のご所見といいますか、ご感想をお聞かせいただきたいのですが。

答)

まずは、日本の(金融機関の)格付がランクアップされたということにつきましては、いわゆるシステミックリスクの問題から、いよいよ発展の段階に入ったことを海外から評価いただいたということだろうと思っております。喜ばしいことでございます。一般論として申し上げれば、主要金融機関が不良債権問題を脱却した今日、国際金融市場において、存在感を発揮し、また、顧客の多様なニーズに応えられるよう、経営を行っていただくことを期待しているところでございまして、こうしたことをきっかけに、更に銀行としての役割を果たしていただきたいというように願っております。

問)

山形できらやか銀行が発足しまして、金融界の方でも、地銀統合に向けた動きが出ていますけれども、地方銀行の再編に関しまして、改めてご所見を伺いたいと思います。

答)

経営統合は、あくまで各金融機関の自主的な経営判断に基づいて決定されるものでございます。一般論として申し上げれば、経営統合は、規模の経済や範囲の経済、店舗や経営資源の効率的な配置、システム投資の効率化、人材やノウハウの多様化等が働くことによる経営効率の向上とともに、経営改革や当事者間の相互チェックによる企業統治の向上が期待できるものでございます。経営統合の具体的な効果につきましては、個々の企業やそれらの企業を取り巻く環境等によって異なり得ることから、一概に申し上げることは困難でございますが、今回の経営統合が、さっき申し上げましたようなポジティブな結果に結びつくことを期待するところでございます。地方銀行、特に不良債権がまだ片付いていない地域でのネガティブな経営統合というものもあるでしょうし、さらに収益力強化、大競争時代への備えというポジティブな強化もございます。そんな意味で、これからの推移を見ながら、金融庁といたしましても、健全性を求めて、更に、経済の成長にどうしたら資することが大なのかということも考え合わせ注目したいと思います。

(以上)

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