渡辺内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成19年10月9日(火) 8時37分~8時44分 場所:院内)

【大臣より発言】

閣議について私からの報告事項はございません。

【質疑応答】

問)

生保の不払い問題ですが、今後、失効返戻金を巡る問題などいろいろな問題が焦点になると思いますが、改めて精査に当たっての大臣のお考えをお聞かせ下さい。

答)

二度とこういうことが起きないような態勢を作ってもらうことが大事です。ですから、業務執行態勢がきちんと確立できたが故にこれだけの問題が明らかになったのか、それとも全然そのような執行態勢が整っていないが故にこういう問題が起こってきたのか、そのあたりをよく見させていただきます。その精査をできるだけ早くやるということです。

問)

今のところの時期等についてお考えはありますか。

答)

まだ全部出てきていませんので、残ったところに早く出してもらうということに努めたいと思います。

問)

ゆうちょ銀行の顧客情報管理システムが、初日からシステムに障害が起こっていて、1週間経っても復旧していない、原因が究明されていないという事態がありますが、この件について報告は入っておりますでしょうか、また大臣のお考えは。

答)

詳しく報告は聞いておりません。

あらかじめ、スタートする前に、システムの検査はやったという話は聞いておりますけれども、1週間もシステムに不具合が続いているというのは非常に問題です。お客様第一を考えれば、なぜこういうことになっているのか、これもきちんと調べ直す必要があると思います。

問)

大臣として報告を求めるというお考えでしょうか。

答)

当然そうです。

問)

来年度税制改正で、証券優遇税制が一つの焦点になるかと思いますが、民主党は金持ち優遇として廃止を求めていますが、大臣のご認識、今後の論議の行方について改めてお考えをお聞かせ下さい。

答)

これを金持ち優遇というのは、ちょっと現実離れしていると思います。投資信託などをお買いになる方で、一番多いのは年金生活の方なのです。そのような年金生活者が金持ちなのかというと、ちょっとそれは違うのではないでしょうか。今のようにデフレが延々と続いている中で、いかに豊かさを実感できるかということになれば、やはり銀行に塩漬けにしておくよりも、リスクマネーとして運用するということがとても大事だと思います。早い話が、銀行に100万円預けておいても、年間2,000円です。しかし、上場株の配当平均利回りでは、100万円預けておけば、1万1,000円を超える配当がくるわけですから、それを考えてもどちらが豊かさを実感できるか、ということになるのではないでしょうか。そういう豊かさを実感できる「貯蓄から投資へ」の流れを作るためには、税のインセンティブというのは必要ではないでしょうか。

問)

民主党の小沢代表の資金管理団体が、政治資金で購入したマンションを貸して、家賃収入を得ていたという報道が一部あったのですけれども、政治資金の規制に関して、大臣のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。

答)

ちょっとその話はよく分からないのですけれども、一般的に、政治資金というのは確か、株式を買ってはいけない。国債はいいのでしょうか、国債運用と銀行預金だけですね。したがって、不動産運用というのはその範囲に入るのか、入らないのかという問題ではないでしょうか。いずれにしても、運用がかなり制限されているわけでして、不動産の保有ということまでは認められているのですが、それは運用資産としての保有ではないのでしょうね、おそらく政治資金規制法では。そういう問題ではないでしょうか。

(以上)

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