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中川財務大臣兼金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成21年1月20日(火)8時41分~8時46分 場所:国会内)

【質疑応答】

問)

まず北海道の札幌北洋ホールディングスが改正された金融機能強化法に基づく公的資金の注入(申請)の検討に入ったと昨日発表しました。まだこれから審査がありますが、実現するとなれば今般の改正法においては初めての事例となります。これについて大臣のご所見をお願いいたします。

答)

私も北洋銀行が公的資本の受け入れの検討に入ったということは昨日発表されて知っております。もともと健全行と言われております金融機関がさらに体力を強化して北海道の中小企業等に資金を供給するということは地域経済にとっても非常にいいことだと思いますので、個別行の話としてというよりも一般論として、これを活用していただいて、その目的を達成していただければというふうに期待しております。

問)

これはほかの金融機関に与える影響などについてはどのようにお考えでしょうか。

答)

過去似たような、しかし目的が全く違う例があって、下手にこういうことをするとマイナスになるんじゃないかというようなご意見もありましたけれども、これをきっかけに健全行がこういう形でこのスキームを利用していただくということは、金融の機能の使命を果たすという意味で、私はやっていただきたいし期待をしております。

問)

消費税について伺いますが、「中期プログラム」に書かれました文言をそのまま税制関連法案の附則に書き込むという政府の方針に対して自民党内では依然反発が強い状態です。こうした中、今日政調の全体会合が開かれるということですけれども、大臣のお考えをお聞かせいただければ。

答)

これは党でご議論されたことを前提に閣議決定をして、また党の方でさらなる議論をするということでございますから、私としては現段階では閣議決定あるいは総理の指示に基づいて粛々と作業、法案作りをやっていきますけれども、党の方で、与党の方で色々なご議論があるということも承知をしておりますので、そこもよくその成り行きもしっかりお聞きする必要があると思っております。

問)

大臣として文言を変える必要はないとお考えですか。

答)

党の決定に基づいて閣議決定されたという前提ですから、現時点において。ですから現時点でこれを変えるべき、変えるべきじゃないということではなく、決められた仕事をやっていくということです。

問)

アメリカでオバマ新大統領の就任式がありますが、今後日米で財政・金融どのような連携を図りたいとお考えでしょうか。

答)

今晩というか、翌朝ですか、日本時間でオバマ大統領が就任されるということで本当に心からお祝いを申し上げたいと思います。外交あるいは国内経済、金融、大変厳しい状況の中でのスタートですけれども、国民のオバマ大統領に対する期待が非常に強いというふうに私も見ておりますので、この難局を是非とも乗り切っていただきたいと思います。私の方はカウンターパートが決まれば早急にお会いするなり、また電話でお話をしたいというふうに思っております。

(以上)

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