英語版はこちら新しいウィンドウで開きます

与謝野財務大臣兼内閣府特命担当大臣(金融・経済財政政策)閣議後記者会見の概要

(平成21年2月27日(金)8時45分~8時51分 場所:国会内)

【冒頭発言】

閣議は特段新しい話はなく、総務大臣から労働力、失業率の話を伺って、舛添大臣から有効求人倍率の話がありました。以上です。

【質疑応答】

問)

労働力調査、それから有効求人倍率なんですけれども、失業率は前月よりも改善しましたが、有効求人倍率は下がりました。それで非正規労働者の失業も先行き増えるであろうという見通しが強まりました。それから、消費者物価ですけれども、全国のCPI(消費者物価指数)は横ばいということで物価の上昇に歯止めがかかったといった格好になるかと思いますけれども、これら一連の指標について大臣のご所見をお願いします。

答)

不況は実体経済に一段と影響を及ぼしてきたものと判断され、我々としては、雇用対策が、予算に入っているものも何項目もありますので、そういうものが国からも、あるいは地方自治体からも予算の執行という形で、なるべく早い段階で雇用対策として予算が使われるということを図っていかなければならないと思っております。

問)

為替のことなんですが、今円安が結構進んでいまして、輸出企業にとってはいいことだという声もある一方で、日本売りが始まっているんじゃないかという見方もあるということで、何か見解があれば教えていただければと思います。

答)

為替そのものについては言及出来ませんけれども、円安になって、昔ですと輸出環境が整ったという感じなんですけれども、輸出自体が減っていますから、為替がこうなってもあまりそう大きな影響はない、ということです。

確かに、資金を持っておられる方が日本の円は安全な避難通貨だと思っておられる方もあって、円ポジションを維持された方がおられたと思うんですけれども、日本の経済の状況を見て、恐らくまた分散されたんじゃないかと思います。

問)

企業の資金繰りに政策投資銀行の枠を拡大したらどうかという意見もあるようですが、年度末に向けての資金繰り対策は。

答)

いい記事だと思いますので、追いかけられたらいいんじゃないかと思います。

問)

火曜日に民間金融機関との意見交換会があったと思うんですけれども、その際大臣冒頭あいさつだけで途中退席されて、その後戻ってこられずに事実上意見交換出来なかったと思うんですけれども、これは、主催大臣が途中で退席されるということは呼ばれた方としては大変失礼している、腹立たしいというか、見ている方もちょっと失礼なことかなと思ったんですけれども、これは3大臣兼務の影響で途中で退席せざるを得なかったということなんでしょうか。

答)

意見交換は金融庁の幹部並びに経済産業省の幹部が全部おりましたので、きちんとした意見交換は出来ております。私はその議事録を全部読んでおりますから、何の失礼をしたとも思っておりません。

(以上)

サイトマップ

ページの先頭に戻る