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与謝野財務大臣兼内閣府特命担当大臣(金融・経済財政政策)閣議後記者会見の概要

(平成21年5月12日(火)8時43分~8時51分 場所:国会内)

【冒頭発言】

閣議は案件通りでございます。

【質疑応答】

問)

昨日、民主党の小沢代表が辞任の意向を表明されましたが、これの受け止めと、これが麻生政権の解散戦略に与える影響についてどうお考えか教えてください。

答)

解散というのは別に戦略があってやるわけではなくて、必要に迫られてやるわけですから、そういう意味ではもともと戦略というもので解散時期を多分麻生総理は考えておられないので、そういうものに対する影響は一切ないと思っております。

問)

小沢さんの辞任の受け止めについてはいかがでしょうか。

答)

テレビを見ていなかったのでコメントのしようがありません。

問)

大臣は民主党の政策についてこれまで「噴飯物」などと批判されてきたわけですけれども、民主党の代表が代わることによって、どなたがなるかわかりませんが、特に例えば財源論などで民主党とこれまでとは違う政策論争が出来るのではないかというような期待というか、予想というか、そういうものはお持ちでないでしょうか。

答)

もともと民主党の言っておられる財源の捻出方法というのは手品みたいなものでして、昔私が見たアラビアン・マジックで、何もないところでこういう鉄のふたをカンとたたいて、パッと開けると鳩が出るというのがあったんですけれども、何かそんなものを見ているような気がする。ご本人たちは十分気がついていて、選挙の戦略として財源論を前面に出して議論したくないという気持ちは十分わかりますし、また色々な面で大風呂敷を広げているというのは選挙をやる野党としてはしようのない方法だと思っています。

問)

西松建設の献金問題の件に関してなんですが、政府の中にも二階大臣の献金疑惑というのがまだあると思うんですが、この小沢代表の辞任がそれに与える影響はどのようにお考えでしょうか。

答)

それは法務大臣に聞いていただいた方がいい質問で、私はそういう知識はないのでお答え出来ません。

問)

大臣は選挙後の政界再編についても言及されたことがあったかと思うんですが、今回小沢さんが辞められたこととか、総選挙後の政治のあり方についてどのようなお考えを持っていますか。

答)

そういうことを解説する得意分野の方がおられますので、もし必要であればいつでもご紹介申し上げます。

問)

今週大手銀行の決算が相次ぐ予定ですが、いずれも大幅な赤字の見通しであったり、あと一般企業でもトヨタ、東芝はじめ赤字が相次いでいます。今の企業業績とか景気見通しについてのお考えを改めてお聞かせいただけますか。

答)

悪いものは今のような時期に全部出してしまって、健康体になる時に真に健康体になれるように決算等もやっておくというのは賢明なやり方だと思っておりますので、悪いところはひるまずどんどん決算上処理をされることはむしろ賢明なことだと思っております。

問)

先程の小沢代表の辞任に関する受け止めなんですが、政治家として因縁浅からぬところ、縁が深いところもあったと思うんですが、政治家としてどういうふうに辞任を受け止めているのか改めて伺いたいんですけれども・・・。

答)

政治家のライフスパンというのは30年とか35年に及ぶわけで、小沢さんも今まで当選以来色々苦難の中でやってこられたわけですから、自民党、民主党ということを離れて物を考えれば、やはり1人の政治家としては、なかなか人には言えない重大な気持ちで決断をされたんだと思っております。

問)

昨日の国会でも繰り返し聞いていることで恐縮ですが、官公庁の需要でテレビやエコカー、太陽光パネルを買うことは果たしてワイズ・スペンディングかという批判が民主党側から挙がっているんですけれども、このことについての大臣のお立場をもう1回お聞かせいただきたいのと、補正予算を巡ってクエスチョンタイムが開かれるという見通しもあったわけですけれども、それがなくなってしまったことを大臣としてどう受け止めていらっしゃるのか、この2点をお聞かせください。

答)

まず民主党の質問された方は多分有効需要という言葉を別の意味で使っておられたので、私は経済学上の有効需要という意味で使ったんですが、先方様は別の意味でどうも使っておられたので、その辺が議論がすれ違った原因だと思っております。エコカーは現に車も売れますし、車が売れることによって雇用も確保出来るということですし、その他のこともそれぞれ有効需要を生んで雇用につながっていくというものですから、経済効果は明らか過ぎるほどあるというふうに思っております。

クエスチョンタイムについては、もともと本当にやるのかなと思っていましたので、無くなってがっかりしたわけではありません。

(以上)

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