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亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成21年10月23日(金)11時48分~12時00分 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

今日の閣議では特別にありませんが、その後の(緊急)雇用対策本部で緊急雇用対策が決定されました。私の方からは、雇用の維持という観点から、通称「貸し渋り・貸し剥がし防止法案」、これが各大臣のご協力のもとで、提出に向かって、今、準備をしておりますので、もう年末のこと(ですので)、「速やかに成立、施行できるように強くお願いをします」ということは言っておきました。

【質疑応答】

問)

「貸し渋り対策法案」といいますか、正式には「中小企業(者)等(に対する金融の)円滑化(を図るための臨時措置に関する)法案」だと思うのですが、それに付随するものとして、経済産業省の方から新たな信用保証制度が示されましたけれども、それについて、大臣のほうで構想していたようなものと近いというような感想はお持ちなのでしょうか。

答)

これは、中小企業対策を実施する上において、経済産業省の果たす役割というのは大変大きなものがありますから、中小企業の主管官庁ですから、もう最初から(直嶋経済産業)大臣とは緊密な連絡をとりながら、私が向こうにお伺いをしたこともありますけれども、副大臣レベルでも、本当に、常時と言ってもいいでしょうね。こちらの検討に向こう(経済産業省)から政務官が常時出席されるというようなこともあって進めてまいりましたので、経済産業省としてのそうした対応も、我々ときちんとすり合わせをしながらやってきた経緯もありますから、非常に良い対策を出していただいたと思います。

問)

日本郵政なのですけれども、将来の上場の有無についてはどのようにお考えになっていますか。

答)

当面もう(上場)しませんからね。だから株の凍結をやる。それをやって、今後の事業展開をどうやっていくか、ということも、新社長のもとで急いで検討開始するわけです。もちろん、我々3党としての要望もありますが、そういうことをきちんとやっていける大きな枠組みとして、もう株は凍結をしておく、資産も凍結するという措置をとったわけですから、以降の経営形態のことについては、新事業を展開するのにおいてどういう組織形態等がいいのか、そういう観点から検討していくわけです。もうそれは、将来50年も100年も先とか、全株を、全体について政府が持つという形でいくのか、あるいはそうではない形で進んでいくのか…。あなたたちだって、私の立場だったらそう思うでしょう。新社長だってそうだと思いますよ。そこらまで、将来の先の先まで完全に手足を縛って、銀座の雇われマダムみたいなことになられるわけがないので。あの方の考え方もあるし、我々、政府として、また3党としての考え方もある。その中でいろいろ決まっていくことですから、そのように理解しています。

問)

先ほど出た経済産業省の信用保証の制度なのですけれども、今回、融資の4割を保証するということで、4割という水準が妥当かどうかというところと、いずれにせよ、将来的に国民負担が出てくるリスク可能性というのはどうしてもあるわけなのですが。

答)

あなたのところのを読むといつもそんなことを、本当に金太郎飴みたいなことを書いているけれども、ちょっと社としてちゃんと検討してくださいよ。どういうあり方が中小企業、零細企業にとって良いのか、また貸出してる(金融)機関にとって良いのか、ということがおのずと分かると思います。それは、今度の制度をやることによって、これが必ずしも全部、貸し出した金融機関の、抜き差しならぬリスクになって帰ってくるということはあり得ないし、それが起きないようにするためにも、経産省と相談をして、また財務省とも相談して、そういう意味のセーフティネットを張っているわけですから、そうして、40%と言ったら金額保証で半分半分という形になったでしょう。だから、それがどうこうといって、それは金融機関がリスクをどの程度持つか、持つなら(どの程度)持たせるのかという話になるけれども、リスクが全部現実化するわけがないでしょう。現実化しないと私は思いますよ。

問)

今現在の段階で、場合によっては猶予が必要なところというのは、なかなか資金繰りが厳しいというところであって、場合によっては、ほかの優良の企業と比べると焦げつくリスクというのが高いケースもあり得るということですか。

答)

それは分からないですよ。あなたの社の経営はどうなの。

問)

厳しいです。

答)

厳しいでしょう。でも厳しいからといって、将来の希望がないのかい。希望がなかったら早くやめた方が良いんだよ。(笑)それは、現時点の状況だけで、企業の将来は、お先真っ暗なのか。あなたの社でも、ちゃんとあなたたちの給料もどんどん上がっていくようになるのか分からないですよ。それはあなたたちが努力するかどうかにもかかるしね。経済全体の動向がどうなるか。それは、(あなたの社もどの企業も)同じことですよ。そんなことを言ったら、あなたのところに融資しなくなるよ。現時点だけ見ていたらね。

問)

資産公開なのですけれども、まずご自身の資産についてのご感想と、あとこの資産公開制度というものに対して、どういうふうに感じていらっしゃるかというのをお聞かせ願えますでしょうか。

答)

今、人生72年。別に、資産形成できたと思っていないし、しかし一方では、困った人たちがたくさんいるわけですから、そういう面では、私は、個人として、現在のような状況での生活ができているということは神に感謝しなければいけないと。またそれも、いろんな方々のおかげでそうなっているわけで、そういう意味で、今の状況になっているということですね。一方では、飲まず食わずの人もいるわけだし、借金まみれの人もいるわけですからね。そういうことです。

問)

この制度はずっと続いているわけですけれども、こういう公開制度というものに対して、どういうふうに感想を持っていらっしゃいますか。

答)

まあ、閣僚は、やはり資産状況というのは公開したらいいと思いますよ。

問)

さっきおっしゃった借入金のところで、ジャパン・セキュリティー・サポートというところから5,200万(円)ほどありますけれども、どのような…。

答)

選挙があったから。それと、あとは選挙の資金と、借金があったから、残った借金の返済にやりくりをしました。

問)

相手の企業とは、奥様が株を持たれているみたいですが、何かそういうお知り合いというか…。

答)

女房は女房で、お知り合いではなくて女房だよ。(笑)

問)

どういった、何か親密な会社だと…。

答)

あれは、株主です。どのくらいかな。20~30%持っているのではないかな。

問)

JSSじゃなく、ジャパン・セキュリティー・サポートは、亀井さんは株主ではないですよね。

答)

女房が株主だから、監査役か何かに入っているのでしょう。それは何かやっているはずです。だから私に(お金を)貸(すに)したって、(私に)信用がないというわけではないでしょう。

問)

この閣僚の資産公開制度なのですけれども、何か大臣から見て、こういった点を改善した方が良いのではないかとか、そういう点がもしあれば、教えてください。

答)

だから、プライバシーまで全部さらけ出していくということですが、やはりこれは、閣僚の場合は、もうさらけ出すというのは、私は当たり前だと思いますよ。

問)

特に、今の制度は特に問題なくて、こうした方がいいとか、ああした方がいいというのは、特に今のところは感じていらっしゃらないと。

答)

とにかく、税理士に一応あれしていますから。「ちゃんとあれして」ということで出させました。

(以上)

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