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自見内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成23年3月29日(火)8時50分~8時54分 場所:国会内)

【大臣より発言】

おはようございます。今日はございません。

【質疑応答】

問)

みずほ(銀行)のシステムトラブルの件なのですけれども、まず、大臣はこれまで完全復旧を待ってからというお話をされていたと思うのですが、これは完全復旧になっているかという認識と、昨日、検査に入るということを通告されたと思うのですが、今後、監督官庁として行政処分の対応についてどうお考えかをお聞かせください。

答)

みずほ銀行に関しましては、3月28日月曜日でございますが、銀行法に基づく立入検査を実施する旨、検査予告を行ったところであります。今回の検査は、3月15日に発生したシステム障害について、その発生原因、銀行の対応状況、それから再発防止策等について厳正な検証を行うため実施するものであります。

完全復旧したのかという質問だったと思いますけれども、当行は、システム障害についてはほぼ正常化したが、今後、システム障害の対応のプロセスで生じた影響の解消及び顧客への真摯な対応を行っていくことを明らかにしております。金融庁といたしましても、速やかに残っている取引への影響を解消するとともに、顧客対応に万全を期すように強く求めていきたいというふうに思っております。

問)

検査結果なのですけれども、かなり社会的関心は強いと思うのですが。

答)

それは、今さっき言いましたように、きちんと検査いたします。また、金融庁でも(検査官の中には)コンピュータだとか、そういった技術のレベルが非常に高い人もいるという話を聞いておりますので、そんな方でしっかりチームを作って、法律に基づいて検査したいと思っております。

問)

検査についてどういう観点で、大臣としてどういうご関心で見ていきたいと思っていらっしゃいますか。

答)

私は、(システムトラブルの)最中に、みずほ(銀行)の頭取を呼びまして話を聞かせていただきました。これは、1、2カ所の支店に対して義援金の申込みがたくさん集まったので、それで簡単に言えば故障したというか、パンクしたということを言っておられましたけれども、そんなことも含めて、システムそのものについて、きちんと検証をしていくということです。金融の決済システムというのは非常に大事であり、(みずほ銀行は)メガバンクの一つで、ましてや国際業務をやっておられる大きな銀行でございます。金融というのは何といっても、国民あるいは世界の人の信用というのが一番大事であり、こういった未曾有の地震、津波、それから原発の事故が起きているときに、メガバンクで偶然にも金融システム、決済システムがダウンするということは、やはり、大変大きな社会的責任もあるわけですから、その辺は根本的な原因も含めてきちんと検査していただければと、思っております。

(以上)

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