英語版はこちら新しいウィンドウで開きます

自見内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成23年5月31日(火)8時40分~8時46分 場所:国会内)

【大臣より発言】

今日は別にございません。

【質疑応答】

問)

(内閣)不信任(決議案の提出)についてですが、今朝、閣僚の間で話題に出ましたでしょうか。また、野党が内閣不信任を提出しようとしていることについて、どうお考えでしょうか。

答)

震災の復興の最中に、とんでもない話だと私は思います。やはり今、未曾有の、まさに私も仙台(市)、石巻(市)に行ってきましたけれども、まだ家を失った人、職を失った人、まだ被災民がたくさんおられる中で、震災の復旧・復興の途中に、本当に永田町で(内閣不信任が提出されようとしていることは)、とんでもない話だと私は思っています。

国会議員というのは、私はよく言いますように、憲法の最初に「日本国民は、正当に選挙された国会議員を通じて行動し」とあるわけですから、そこには与党も野党も参議院も衆議院も書いていませんから、それが、(戦後の)あの焼け野原の中から新生日本を築いていこうという、憲法の最初の言葉がそれですから、その重たさを、しっかり自覚して、これはもう本当に、与党も野党も衆議院も参議院もない、まさに国難である震災の復旧・復興にきちんとみんな知恵を出し、私も与党・野党・与党・野党・与党と経験をしました、26年間の間に。やはりきちんと一致するところは一致するということをしないと、議会制民主主義そのものが、国民から見放されると私は大変危機感を持っています。

問)

閣僚懇などの中では出ましたでしょうか。

答)

いや、別に、あまり出なかったように思っていますけれども。

問)

今の不信任についてなのですけれども、民主党内でも同調を探る動きなんということも出ていますが、この民主党内、与党の中でも動きが出ていることについて、どう思われますか。

答)

それは、他の政党の話ですから、色々と報道されていることは知っていますけれども、今さっき言いましたように、私に言わせればとんでもないことだと思います。こういったときは、国会議員というのは与党、野党を超えてきちんと(やっていくべきだし)、まだ数千単位で、ご不明になって上がっていないご遺体があるわけですから、そして、まだまだ被災地におられる方がたくさんおられる中で、私に言わせれば、それは不謹慎だと思います。

私も与党・野党・与党・野党・与党と(経験)しましたから、やはりここはみんなで力を合わせ、色々立場はあり、野党は権力を目指してやる、与党は批判に耐えるというのが議会制民主主義、オープンな議論をしていくというのが議会制民主主義の原則ですけれども、場合、場合というのがあります。こんな千年に一遍の津波が来て、我々、同胞が2万数千人も命を失われ、あるいは不明者も1万人以上の方がおり、村も町も壊滅したようなところがあるときに、そういったことをほったらかして、何か永田町で(内閣不信任を提出することは)、国民の目には政争・権力闘争というふうに映りますから、それはもう、とんでもないことだと思っていますね。

国会議員というのは、原点に返って、きちんとやはり団結するときには団結するということが議会制民主主義の王道ですか、私は絶対そう思います。私自身が与党、野党、与党、野党、与党でしたから、やはりきちんと団結するところは団結する必要があるのです。同じ日本国の国会議員ですから。そう思っています。

問)

東電の(長期会社)格付けが、かなり大幅に格下げされる事態となりました。かなり政府の地震対策なんかの動向についても影響しているということですけれども、これについてご所見を。

答)

格付け会社、これは民間の企業ですから、私から一々コメントすることは差し控えさせていただきたいと思っております。色々と各社、格付けをやられるでしょうが、これは言論の自由・表現の自由でございますから色々あると思いますが、しかし、いずれにいたしましても、金融庁といたしましては、市場の動向を注意深く見守っていきたいというふうに思っております。

問)

みずほ(銀行及びフィナンシャルグループ)の検査と報告の精査の状況と、今後の処分など対応については。

答)

みずほ(銀行のシステム障害)は大きな問題でございますが、今後の行政対応については、みずほ銀行及びみずほフィナンシャルグループに対する検査結果、及びそれを踏まえた両者からの報告内容等を精査し、今粛々と、こちらから検査結果等を向こうにお知らせしている状態で、これで間違いがないかという非常に、硬い手続でございますけれども、手順を踏んで、粛々清々と検討を行っているところでございます。

しかし、可能な限り速やかな必要な対応をしていきたいと考えておりますが、まだ行政対応の内容、時期については、現時点では言及することは差し控えさせていただきたいというふうに思っております。

(以上)

サイトマップ

ページの先頭に戻る