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自見内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成23年12月20日(火)10時31分~10時36分 場所:官邸)

【質疑応答】

問)

昨日、北朝鮮の金正日総書記が亡くなりました。これに対する感想と、日本経済、金融市場への影響をどう見ているか、教えてください

答)

極東アジアにとって、非常に大きな影響力のあるニュースだと思っております。我が国の対応といたしましては、昨日関係閣僚会議がございました。私は総理大臣から任命されたメンバーの一人でございますが、昨日、総理から指示もございましたように、まずこういう時は、情報をしっかり集めるということが大事でございます。特に韓国、中国、アメリカ等関係国と緊密に情報共有するということが大事です。

それから、ご存じのように北朝鮮というのはああいった国ですから、万が一の時に備え、政府の各部署、あるいは民間にもご協力いただいて、(不測の)事態に万般の備えをとる必要があると思っています。特に金融の場合は、今日も発言させていただきましたが、金融の状態、例えば株式市場の問題では、これはもうご存じのように、韓国は若干(株価が)下がりましたけれども、日本を初め、上海、それから香港、そんなに下がっておりません。それから、外国為替に関しましては、有事の時のドル(買い)とよく言われますけれども、ドルが若干上がりました。そういう軽微な影響しか今のところないということは、2回ともきちんと閣僚会議では報告をいたしておきました。

問)

昨日、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを撃ったという情報もありますけれども、こちらに関しては。

答)

これは総理大臣がきちんと説明を求めました。これは事前に情報が色々あったのだろうと思うのだけれども、防衛省は、事前にきちんと予定していた通常の訓練のようなことを言っておられました。

問)

最後に1点だけ。オリンパスが1,000億円規模の増資に向け準備を始めたという情報がありますが、こちらに関してはどのような感想をお持ちですか。

答)

そういう報道はございましたけれども、オリンパスが正式に東証の適時開示で(具体的な決定事項は)否定しているということを聞いております。

問)

シティバンク銀行に対し一部業務停止命令がありましたけれども、これで3回目なのですが、金融庁の監督責任という面では何かありますでしょうか。

答)

外資系の金融機関でございますが、3回目の行政処分ということで、大変残念、遺憾に思っております。当然、内外無差別で、外資系の企業といえども、日本の企業と同じように、規則は規則ですから、日本国ではきちんと守って頂きたいということを強くお願いしておきます。世界的にも大変有名な金融機関でございますから、3回目ということは、大変残念で遺憾であるというふうに思っています。

問)

過去2回で改善が図られずに3回目に至ったというのは、監督責任はあるのではないでしょうか。

答)

そこら辺はしっかり勉強してみます。日本人の消費者の保護というのは非常に大事ですから、そういったところはきちんと丁寧に、金融機関としてやるべき義務はきちんと(果たし)、消費者の保護、あるいは消費者からの信頼ということは非常に大事ですから、そういうところを原点に考えるということは大事だと思っています。

問)

4次補正は閣議決定されたのですか。

答)

4次補正は閣議決定いたしました。1兆数千億だったと思います。

(以上)

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