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中塚内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成24年12月7日(金)10時05分~10時12分 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

本日は、安全保障会議がございまして、その後、閣議がございました。

【質疑応答】

問)

昨日、(報道)各社(の選挙)情勢分析が出そろいまして、民主党は100議席に届かない、自民党がおそらく単独過半数であろうという予測が出ています。かなり野田政権にとっては厳しい情勢ですけれども、大臣はどうお考えですか。

答)

今お話のとおり厳しい情勢だなと思っております。

問)

選挙運動をやられていて、同じような実感をお持ちでしょうか。

答)

私も、今までいろんな選挙をやってきましたけれども、厳しさという意味では、2005年よりは厳しくないと思っていますが、ただ今回、いろんな党が出ているので、調査をするとああいう結果になるのかなと思っています。

問)

郵政民営化委員会ですが、選挙前にもう一度やるような話もあるようですけれども、大臣のところに何かお話入っていますか。

答)

民営化委員会自体をやる、やらないということですか。それについては、この間の(11月)30日の後に(12月)12日にヒアリングして、17日の週に結論を発表したいとおっしゃったというふうに聞いています。

問)

大臣としては、ゆうちょ銀行の新規事業の話が民営化委員会で結論が出た時にはどのように対応されるか、一応17日だとちょっと微妙ですけれども、お考えがあれば教えてください。

答)

これもいつも申し上げておりますが、審査は十分に進捗しておりませんので、結論を出せる段階にはないと。

金融庁として、民営化委員会にも、これまで審査の進捗状況については、ちゃんと説明してきておりますから、民営化委員会におかれては、当庁における審査の状況等を踏まえた上で適切に判断をされるように期待をいたしております。

問)

一昨日、AIJ投資顧問の浅川和彦社長の初公判が行われ、詐欺罪と金商法違反の起訴内容を全て認めましたけれども、これについての御感想と、改めて再発防止への思いを聞かせていただけますでしょうか。

答)

国会での参考人質疑ですか、証人喚問がありました。私も委員として聞いておったわけでありますが、12月5日から公判が始まって、それで浅川氏が詐欺と契約の偽計について認めたということを聞きました。

公判の内容に関わることですので、コメントは差し控えたいと思いますけれども、いずれにしても、このAIJ投資顧問の事案でいろんなことが明らかになりました。課題を克服していかなければいかんと思っています。再発防止への取組みも含めて、金融庁・証券取引等監視委員会を挙げて、総力で取り組んでいきたいと思っています。

問)

先ほどの質問と関連で、選挙ですけれども、情勢厳しいという話で、今後どういった点をアピールして民主党の議席を伸ばしていきたいというふうに思われますか。

答)

仮に自民党という政党が前よりも良くなったというのであれば、私どもとしては自民党に代わるという判断を国民の皆さんがされるというのは、やむないかもしれないなと思いますが、ただ、どっちかというと前の自民党よりもより悪いというか、200兆(円)の公共事業をばらまくとか、あと国防軍を創るとか、そういう意味で自民党自体はより劣化をしていると思っています。

過去、格差というものが生じて、そのことによって日本の活力が失われてきた。私どもは、3年3か月、その格差を克服することこそが日本の再生につながると思って、いろんな努力を積み重ねてまいりました。もちろん、出来ていないことがあるというのは本当に申し訳ないと思っていますけれども、私どものやってきた政策の方向性は間違ってはいないと思っておりますし、その新しい政策というのは緒に就いたばかりであります。ですので、それをしっかりと前に進めるという御判断をいただくのか、以前よりももっと悪い自民党の政治に戻るのかということについて、これからしっかりと残りの選挙期間中に訴えていきたいと思っております。

どうもありがとうございました。

(以上)

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