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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成25年2月12日(火)8時37分~8時42分)

【質疑応答】

問)

今週末のG20財務相・中央銀行総裁会議ですけれども、ユーロ圏各国の方では最近のユーロ高について議題とする方向だそうですが、麻生大臣はこのG20財務相・中央銀行総裁会議で日本の立場をどのように説明されるのかお聞かせください。

答)

日本の立場については、これまでも申し上げてきたとおり、日本のいわゆる長く続いたデフレ不況脱却に向かって、我々としては新内閣としていわゆる金融政策、経済政策等々をきちんとやっているのだということ以外に言うことはありません。

問)

週末含めて日銀次期総裁の報道が相次ぎました。大臣のお考えを改めて伺いたいのですが、まず1つは財務省のOBの方を次期総裁に据えることについて候補として考えることについて大臣はどうお考えになるか。もう1つ、国会同意人事、少しもめていますけれども、日銀の次期総裁についての提示時期について大臣どうお考えなのかを教えてください。

答)

誰がいいかというのに関して、どこの省からの人とかということについて私の方は問うことはないということは何回も言いましたから、今また私の気持ちが変わったというのを聞きたいのですか。私の気持ちは、変わっていません。

問)

提示時期は。

答)

時期については今ではありません、もう少し先です。

問)

今日、安倍総理が経済3団体に賃上げを要請されますけれども、この間の国会の答弁で内部留保に関連しまして、じっとため込んできた企業マインドが問題だという発言をされていましたが、その辺の解説を改めてお願いしたいのですけれども。

答)

企業がこの20年間にわたって労働分配率を引き下げて、その分を内部留保を厚くし、内部留保の内容については配当に回さず設備投資をせず従業員の給与に配らず、ただただ金利の低い内部留保をずっとため続けてきたというのが事実。それに関してこういうような状況になり、今の状況としては前より経済状況としては企業にとって円が安くなる、また株が上がる、さらに資産が増えるなどなど状況はよくなってきているのだから、企業家の、もしくは経営者のマインドとして給与に回す等々の配慮があってもいいのではないか。ずっと同じことを言っているだけです。

問)

若干、企業側にちょっと努力が足りないことが。

答)

努力という表現は間違っていると思いますね。経営者の姿勢としてそういった内部留保をずっとため込んでいるというマインドが問題なんじゃないかというので、間違っている、間違っていないなどと言っているつもりはありません。それは間違えないで。よく新聞記者は間違えるけど、間違えない方がいいよ、それは。企業家は、自分が選ぶ選択肢は企業家にあるのであって、政治家にあるのじゃありませんから変な書き方をしないでくださいよ、それは。

問)

日銀総裁人事の関連で本当に申し訳ないのですが、提示時期ですけれども、大臣G20に行かれて、総理も訪米に行かれるのですが、時期的にはその前なのか後ろなのかというのは。

答)

分かりません。

(以上)

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