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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成25年4月23日(火)8時42分~8時47分)

【質疑応答】

問)

靖国神社の春の例大祭に合わせた大臣の参拝について伺います。大臣はこれまで閣僚時代には参拝され、総理時代には見送られていたようですが、今回参拝された理由やお考えをお聞かせください。併せて大臣の参拝に対して韓国、中国が反発していて、韓国が外務大臣の訪日を見送るとしております。5月には大臣は日中韓の財務大臣・中央銀行総裁会議も予定されておりますが、こういう外交に与える影響をどういうふうに見ていらっしゃるのかもお聞かせください。

答)

靖国については昭和28年4月28日、それが初めて行った1回目だね。それからよく行っていたんですね。それから代議士になってから行かなかった時はないんじゃないかな。総理大臣の時は何とかで、真榊か何かでだったと思います。大体毎年2~3回伺っていると思っていて、今さら言われるような話じゃありません。海外で反応が出ている、それは向こうの反応であって、特にそれによって外交に影響が出るということはあまりないと思います。

問)

昨日、経済財政諮問会議が開かれて、財政健全化に向けた議論が始まりました。民間議員から2015年度に基礎的財政収支の赤字を半減し、2020年度に黒字化する目標の堅持について確認の要請がありました。週末に開かれたG20では信頼に至る中期的財政計画の策定を求められております。従来の目標の達成には税収増や歳出削減が必要ですが、改めて大臣のお考えをお聞かせください。

答)

少なくとも前々から決められていた話でもありますし、前々からの国際公約でもありますし、日本としてもこれを申し上げてきました。その目標に向かって財政計画というのを年央をメドにやっていくということをずっと申し上げておりますので、特にそれだけです。

問)

靖国の件で教えてください。大臣は信念のもと、その時の立場で参拝ということを、総理の時はちょっと行かなかったりということもあったと思うんですけれども、今、麻生という名前が世界に大きくなっている以上、今回の参拝が、中国、韓国を含め他の国に与える影響というのを考えて行かないという考えはなかったんでしょうか。

答)

ありませんでした。

問)

円安が物価に与える影響をお伺いします。円安によりまして、燃料をはじめいろいろな物の値段が上がり始めていまして、特に水産業への影響も出ていると思うんですけれども、中には少し休漁を決めるところもあるようです。物価が上がることとその後に給料が上がることのタイムラグがあることは大臣も常々おっしゃっていますが、そういう現象が今少しずつ顕在化していることの受け止めと、現状の制度以外で何か新たに手を打つお考えがあればお聞かせください。

答)

前々から円安になれば輸入物価が上がるというのは当たり前の現象なのであって、その分だけ、それによって輸出しやすくなってというのは、それは両方いいことはありませんから、必ず輸入物価が上がるというのは最初から分かっていた話だと思っています。またタイムラグが出るというのも最初から分かっていた話なので、今、別に驚くような話ではないと思っています。したがって、漁業関係、今朝、新聞にイカ釣りの話が出ていたと思いますけれども、ああいったものに関して、今年漁業関係30何億円か予算措置もしてあったと思いますが、そういったもので対応していくことになるんだと思いますが、そのほかにさらにいろいろなことが出るのであれば、その段階でまた考えなければいけないと思っています。

(以上)

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