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- 平成25年1月~6月
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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要
(平成25年5月24日(金)8時44分~8時46分)
【質疑応答】
- 問)
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昨日の東京市場で日経平均株価が1,143円安、13年ぶりの下げ幅となった一方で、長期金利は1%ちょうどまで上昇した後に低下するなど乱高下いたしました。日本の金融市場全体がボラタイルになっておりますけれども、大臣の受け止めと、あと改善傾向にあった景気への影響について何か御所見があればお伺いできればと思います。
- 答)
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株とか金利とか為替に関して、私の方からコメントすることはありません。いろいろ与える影響等々を考えてこれまでもなかったと思いますし、今後もありません。
- 問)
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このように長期金利のボラティリティが高い中で政府側に求められる対応といたしまして、どのようなことが重要になるとお考えなのかお聞かせいただければと思います。これまで大臣は国債への信任を高めるために財政再建の必要性であったり、あと成長戦略の重要性について言及されてきましたけれども、政府側に求められる対応として何が重要かお聞かせいただければと思います。
- 答)
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日本にとっては今回の3本の矢という経済政策によって、日本が長期にわたったいわゆるデフレーション不況、正確には資産デフレーションによる不況というものから脱出できるということが結果として日本の信用を高めるということになる。そのために我々としては、大型の補正等財政出動していますが、財政の出動を続けているということは、結果として財政というものの状況が悪化しますので、それはまた逆に財政の信用を失うということになりかねませんので、中期の財政計画なり財政の健全化というものは常に頭に置いて入れておかねばならんものと思っております。
(以上)