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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成26年2月28日(金)8時13分~8時18分)

【質疑応答】

問)

新年度予算案についてですが、進展によっては本日に衆議院通過の見通しです。消費増税などを控え速やかな成立が求められる反面、野党側はさらなる審議を求めていますが、これまでの審議の評価と参議院での論戦に向けた課題について、大臣のお考えをお伺いさせてください。

答)

衆議院で予算が2月いっぱいにでき上がりますと、参議院で30日以内に成立ということになり、予算が新年度から、4月1日から粛々とスタートできるという状況になります。衆議院と参議院のねじれが解消したということであり、決められる政治ができるということになったということであります。国民に約束したことが実行できるということであり、ひいてはそれが消費税の値上がりによって起きるであろうと言われているいろいろな問題についての対策というものが速やかに実行できるということでもあり、いろいろな意味で良いことだったと思っています。

問)

仮想通貨のビットコインについてですが、日本も含め明確な法規制や監督官庁が規定されておらず、法の空白の中で存在している形となっています。ビットコインに対する規制の是非や今後の扱いなどについて、大臣はどのようにお考えでしょうか。

答)

これは少々難しいです。あれは通貨なのでしょうか。

問)

仮想上の通貨として扱われているという認識です。

答)

マスコミではそう扱っていますが、あれは通貨としては、誰でも認めている通貨ではありません。したがって、通貨でないものを財務省が所管か、金融庁の所管か、消費者が使っているから消費者庁の所管か、犯罪としては警察庁の所管か、何だというのがよく分かりません。そういった意味では、かなりこの問題で進んでいるのは日本、圧倒的にこの問題で進んでいます。その意味では、日本で何とかしなければいけないということになり得るのかなと前から思ってはいたのですけれども、意外と思ったより早く来たという感じがしないでもありませんが、研究しているグループが自民党の中にもいたのですけれども、意外と思ったより早く来たという感じですので、早急に詰めます。

問)

ビットコインの件は、財務省というよりは内閣官房で1回全体の話をやるというような理解をするのでしょうか。どこで引き受けるべき問題なのかということについて、大臣のお考えをお伺いさせてください。

答)

最終的には関係省庁が集まって、少し詰めないといけないところでしょうけれども、まだ実態の把握がどうなっているのかよく分かりません。ですから、どこかで取られてしまっているのか、盗まれているのか、持ち逃げしたのか、そこらは警察の話になるかもしれませんし、実態がよく分かりません。こういったものは調べるところからスタートしますので、今の段階では方向性が決まっているわけではありません。

問)

思ったよりも早く来たというコメントが出ましたけれども、どういったことが思ったより早く来たのでしょうか。

答)

このようなものは、長く続くわけがないと思っていました。どこかで破綻するだろうと思っていましたから、早く来たなと思いました。

(以上)

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