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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

（平成28年11月18日（金）８時47分～８時51分）

【質疑応答】

問）

今朝、ニューヨークで安倍総理大臣とアメリカの次期大統領のトランプ氏が会談しました。中身や詳細はまだ入ってきていないのですが、大臣は日米関係の重要性や自由貿易の重要性を訴えられていらっしゃいますが、今回の会談の意義、受け止めについてお伺いしたいと思います。

答）

７時頃にスタートして、終わったのがさきほど、１時間何分やったのでしょう。予定がそれだけ延びたというのは波長が合われたのだと思いますし、トランプタワーの下まで送って出ています。うまくいったということだと思います。内容は伺ってみないとわかりませんけれども、少なくともアメリカの大統領が就任式の前に他国の首脳と会った例というのは、メキシコとカナダを除いてはあまり例がないと思いますから、就任前に会われるのはいいことでしょうし、就任が来年１月20日ですから、それ以降に、大統領になられた後、会われておくという必要がもう１回あるのではないかと思わないでもありません。いずれにしても日米関係というのは日本にとって基軸ですし、アメリカも太平洋国家を目指していくと言っている以上、日本との関係というのは極めて重要な関係になってくるというのははっきりしているという意識をアメリカの共和党に近い人は必ず、大概の人は持っています。２人の個人的な関係がまずでき上がって、その他の政策という話になっていくと思いますので、流れとしてはいいと思います。

問）

外国為替市場でドルが急騰しています。それに伴って急ピッチで円安が進んでいますけれども、足元の動きはいわゆる過度な変動に当たるのでしょうか。大臣のお考えをお願いします。

答）

為替の変動についてはコメントしません。私共としては、為替というのは安定しているのが望ましいと申し上げていますので、上がったり下がったりして儲けている人がいるのかもしれないけれども、私共としては、なだらかにとか静かにとか落ち着いてとか、いろいろな表現があるのでしょうけれども、過度な変動は望みません。

問）

昨日、自民党の郵便局の新たな利活用を推進する議員連盟が総会を開いて決議をまとめまして、年度内にゆうちょ銀行の限度額を再度引き上げるよう求めました。これへの大臣の受け止めと、郵政民営化委員会の方で年内に何らかの結論を出す方向なのでしょうか。教えてください。

答）

私の方としては、その種の動きがあることは知っていますけれども、それが党内において年度内になってどうのこうのという話になるかどうかまでは、具体的な日程表とか考えている工程表を知りません。

（以上）