麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成29年3月7日(火)9時51分~9時55分)

【質疑応答】

問)

中国の全人代で李克強首相が経済成長率の目標について昨年から引き下げて6.5%前後とすることを表明されました。この数字の受け止めと中国が今後構造改革を進められるかどうかなど、中国の経済政策についての期待点をお聞かせください。

答)

去年は幾つだったでしょうか。

 
問)

去年は目標が6.5%から7%です。

答)

結果、6.7%だったと思います。今回は、6.5%と言い切ったわけですね。中国の発表する数字は当てにならない面もあるので、どうなるのかわかりませんから何とも言えません。中国は過剰生産設備、過剰債務、過剰金融、いろいろあります。そこらのところを全部整理しないと現実問題として中国の経済というのはよくわかりません。脆弱性があることは、はっきりしています。あれだけ借入金が多いですから、それが急に縮小すればいきなり経済が落ちますので、どれだけソフトランディングしていくかというのが最大の問題だと思います。どうやって、やっていかれるのかというのが一番我々にとっては影響の出るところかとは思いますけれども、少しずつそういったものにしていこうとしておられるのだとは思いますが、できるかできないかは別の話ですから何とも言えません。

 
問)

森友学園の問題について伺います。昨日、大阪府の松井知事が認可についてかなり否定的な見解を示されました。認可しないとなると今月末までに小学校ができないわけで、そうすると契約上、国が買い戻せることになっていると思います。この買い戻しの時期について、認可が今月末で出なかった時点でそうされるのが適当と考えられるのか、それとも認可が例えば延期になった場合その推移を見守られるのか、どちらが適当だとお考えでしょうか。

答)

私学審議会は、3月23日だったでしょうか。

 
問)

前倒しになったと。

答)

私学審議会でやられて、どういう結論が出るかまだわかっていない段階で予断を持って言えません、そこのところは。当分の間延期とか言われたらどうするのかとか、許可とか否決とかという答えがはっきり出ればそれですけれども、当分の間ちょっと検討しますとかという結論だってあり得ますから、今の段階で予断を持って言いにくいのですけれども、出た段階で対応します。

  
 

 (以上)

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