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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成28年3月10日(金)8時17分~8時21分)

【質疑応答】

問)

まもなくG20財務大臣会合が開催され、トランプ政権の姿勢を受けて保護主義の是非等が議題になるかと思います。改めて日本としてどのような形で議論をリードしていきたいかお聞かせください。

答)

今年最初のG20をバーデンバーデンでやります。ドイツでやるのは、私は初めてです。新しい方が出てくるアメリカが何を言うのかよく聞いておかなければいけないでしょうけれども、全体的にアメリカ・トランプ政権のもとでどういう経済・財政等の話をしてくるのか。基本的には従来どおり。地域ごとに少し差がありますけれども、アメリカは雇用が増えてきていますし、いろいろな意味で状況が大分よくなってきているように思えます。地域差、ヨーロッパがよくわからないけれども、あとのところはみんな大体、少しずついろいろな手を入れられてこの数カ月少し変わってきていますし、日本の数字も悪くないですから。その意味では、まずは一番の関心は、アメリカのムニューシン財務長官が何を言ってこられるかというところでしょうけれども、特に財政・金融に詳しいと思いますから、よく話を聞いて、従来どおりきちんとやっていきます。議長がショイブレ独財務相ですから、話が妙に飛びはねたりするというようなことはないよう思いますけれども。

問)

東芝の決算発表について伺いたいのですけれども、来週3月14日に第3四半期決算の発表を予定しているのですけれども、当初予定は2月14日だったものがアメリカの原発事業について調査が必要ということで1回延期をされました。ここに来て3月14日も発表できないおそれがあるという懸念が出ているようなのですけれども、麻生大臣がそれについてどう思われるのか、もし再延期の場合に、金融庁や関東財務局として再延期を申請してきた場合に速やかに認めるのか、その2点をお聞かせください。

答)

東芝に関しては、子会社のアメリカの部分と国内の部分等大きく分けて考えないと。その中でアメリカの部分の子会社の部分がどうなっているかというのが一番わかっていないわけですから。だから報道にあるようなチャプター11というものも含め、早めにアメリカのところが決まらないと子会社の部分が確定しないから、こちらの決算も出しにくいということになっているのではないでしょうか。私はちょっとそこのところがよくわからないのですけれども。いずれにしてもそこらのところを早くやらないと、今月いっぱい決定しないといけないので、早めに。トランプ米大統領もチャプター11を使った経験があるから意味はよくわかっていると思いますから、東芝を勉強するのでしたらチャプター11を勉強しないと。

問)

そうすると14日の発表というのは遅れるということで。

答)

わかりません。

(以上)

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