麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成29年11月17日(金)9時47分~9時50分)

【質疑応答】

 
問)

来週22日に自民党税調の総会が開かれて来年度税制改正に向けた議論が本格化します。既に所得税とか消費税のお話も出ていますけれども、大臣として税調にどのような議論を期待されますでしょうか。

答)

今よく言われている話で税調の中でも活発な御意見が出てくることを期待しているのですが、今言われたところ以外で、例えば承継税制の話とかいろいろ出ていますので、そういったものに対して党税調で活発な議論がなされるということを期待しています。それを踏まえて我々政府税調等できちんと対応していくでしょうし、我々主税局でもその内容を見ながら参考にさせていただきたいと思っております。

問)

昨日の経済財政諮問会議でデフレ脱却に向けた現状の検証というものが示されました。デフレ脱却担当大臣として改めて現状の認識と、併せてデフレ不況からの脱却が近づきつつあるというふうなお考えなのでしょうか。

答)

少なくともデフレというのは必ずしも不況を意味しませんから、インフレでも好況があれば不況もあるのと同じように、デフレでも好況もあれば不況もありますので、そういった意味でデフレ不況が問題。特に今回のデフレは資産のデフレですから、資産のデフレで最たるものは土地と株ですが、株は御存じのとおりですし、土地も御存じのとおりですから、そういった意味では資産デフレーションによる不況はこの5年で確実に脱却しつつある。ただ、完璧にいったかと言われるとちょっとそこまでいっていないのではないかなと思っています。

(以上)

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