麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣初閣議後記者会見の概要

(平成30年1月5日(金)11時24分~11時26分)

【質疑応答】

問)

新年初回の会見ということで年頭所感を伺います。2018年は新たな財政健全化計画の策定ということで税財政運営の節目となる年だと思うのですけれども、こうした課題にどういう姿勢で取り組まれるか、お考えをお聞かせください。

答)

昨年の末には、おかげさまで12月22日に無事平成30年度予算政府案を概算閣議決定いたしました。我々としては少なくとも経済・財政再生計画の目安を達成することができておりますし、我々が前から目安に掲げていた線内でおさめられたということはそれなりの成果だと思っているのですが、私共としては予算編成によって景気というか、経済成長を目指すと同時に、財政健全化というのがもう1つの目標でありますので、その財政健全化のためにはいわゆる消費税の増税等をやっていかなければならないということになります。そういったものを含めて今年どうやっていくかというのが非常に大きな問題なところだと思っていますが、いわゆる景気というものがよくなってこないと問題も前へなかなか進んでいきにくい状態なものですから、それをやりつつ消費税ということをやる。同時に消費税の使い道につきましてはこの間の選挙でその内容について触っておりますから、それに合わせて当然のこととしてプライマリーバランス、基礎的財政収支の黒字化達成との関係ではその分は影響があるということになりますので、政府としては基礎的財政収支を2020年までに黒字化するということを目標として掲げていますけれども、なかなか達成が難しい状況にあることは確かだと思いますので、そういったものを含めていつまでにできるかということをきちんと示す、原案をつくり上げるのは少々時間がかかりますから、夏ぐらいまでにでき上がるようにさせねばならないなとは思っています。

(以上)

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