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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成30年2月20日(火)8時41分~8時46分)

【質疑応答】

 
問)

政府が先週金曜日、日銀の正副総裁人事案を示しました。黒田総裁を再任して、副総裁に日銀の雨宮さん、あと早稲田大学の若田部さんを起用する内容です。安倍政権はデフレ脱却を政権の最重要課題に掲げていますが、大臣としては次期執行部にどのような政策を期待するのか、考え方を教えてください。

答)

5年前の政権奪還、我々は政権奪還してからデフレ不況からの脱却を優先順位の一番に掲げてやってきたのだと思いますので、白川日銀総裁といろいろ話をさせてもらったというのがもともとのスタートなのです。それから5年たって間違いなくデフレではないという状況には来たのだと思っています。そういった意味では少なくとも物価上昇をある程度、イギリス、アメリカ、ドイツ、みんなインフレ目標2%だったでしょうか、目標を掲げてきたのですけれども、残念ながらそこのところは、2%の物価上昇というところまでは達していませんから、そこのところはきちんと物価2%上昇という目的を達成するために引き続き今の政策というものを政府と一緒になってやっていってもらうというような人を、政策を期待するということでしょうか。

問)

金融庁の関連で御質問します。一部の報道で足元のアメリカの金利が急上昇していまして、金融庁で20の地方銀行に対して外債の運用状況を調べたところ、全て含み損を抱えていて、金融庁として体制の改善を求めたという記事が出ていました。この報道の真偽と、金融庁としてこの20行、あるいはそのほか、外債の運用体制に問題があるところに対して立入検査等を行う方針はあるかどうかお聞かせください。

答)

立入検査をするかしないか、しゃべることはありません。そういう外債を抱えていろいろな問題があるというのは、銀行の規模にもよりますけれども、その比率が高いということで、いわゆる含み損になっているというようなところが大きなところでもありますから、幾つかありますけれども、それによって金融機関としての危機になっているかと言えば、そんなことはないのだと思っていますので、それによって危険な状況になっているということではありません。

(以上)

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