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鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(令和6年2月9日(金曜)8時45分~8時49分)

【質疑応答】

問)

日経平均株価についてお伺いします。昨日8日、1990年2月以来34年ぶりに3万6,863円28銭とバブル期以来最高値を更新しました。日銀の内田副総裁がマイナス金利を解除する場合でも緩和的な金融環境を維持するという見通しを示したことなどがきっかけに買い注文が増えたとされていますが、所管大臣として最高値更新の受け止め、要因分析、今後の見通しをお願いいたします。

答)

株価の日々の動向につきましては、経済状況や企業の活動など様々な要因によりまして、市場において決まるものでありますので、要因を特定すること、また見通しに関してコメントすることは差し控えます。
金融庁としましては、引き続き、市場の動向を注視してまいりたいと思っております。

問)

為替相場についてなんですけれども、1ドル149円を超えていますけれども、足元で進む円安についての受け止めをお願いします。また併せて先程もありましたが、昨日、日銀の内田副総裁がマイナス金利を解除してもその後どんどん利上げしていくようなパスは考えにくい、また国債買入れの運営は連続的だといったことを発言されましたが、金融政策についてのご見解と今後の財務省の国債管理政策の考え方についてそれぞれお願いいたします。

答)

まず為替ですけれども、日々の動きは逐一コメントは控えます。
いずれにしましても、為替相場はファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要であると考えておりますので、政府としては、引き続き、市場の動向をしっかりと注視をしていきたいと、そのように考えております。
そして金融政策についてでありますけれども、昨日、日銀の内田副総裁が講演で、仮にマイナス金利を解除しても、緩和的な金融環境を維持していくなどと発言をされたということは私も聞いているところであります。
金融政策の具体的なものにつきましては、日銀に委ねられるべきものであると、こう思いますので、金融政策運営について、政府としてはコメントしないわけでありますが、一般論として申し上げますと、植田総裁は先日の記者会見において、マイナス金利を含む金融緩和策の継続の是非については、賃金と物価の好循環を含む、その時の経済・物価・金融情勢次第であるという旨を発言されていると承知をしております。
日銀には、引き続き、政府と緊密に連携を図り、経済・物価・金融情勢を踏まえつつ、賃金上昇を伴う形での物価安定目標の持続的・安定的な実現に向けて、適切に金融政策運営が行われることを期待しております。
それから国債管理政策につきましては、市場のニーズを踏まえて適切な国債管理政策を実施していく考えであります。

(以上)

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