金融庁 採用案内 2013-2014
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44MESSAGEYuji Waki脇 裕司東京大学大学院[平成14年入庁] 2010年秋。金融庁に入庁して約9年。生活は満たされていた。職場では係長として一定の職責を担い、充実感もあった。家庭では父親として、子供との触れ合いが何よりも至福の一時であった。しかしながら一方で、何ともいえぬ不安を感じていた。現状に甘え、与えられた仕事をただこなすだけになっていないか。国家公務員を取り巻く環境も厳しくなる中、自己研鑽を怠っていないか。社会に出て間もなく10年。自らを再度見つめなおす時期に来ているのではないか・・・。そして私が出した答えは、「留学」であった。 2012年春。私は、行政官としての法的素養を培い、かつ一人の人間としてもより成長すべく、金融庁の国内留学制度を利用して、法科大学院における勉学をスタートした。本学には、金融審議見つめなおす時期会・WG(ワーキンググループ)を始め、各省審議会委員をされている教員も多く、また、現場第一線で活躍する実務家教員による講義も多数用意されている。これまでの金融行政実務を基礎として勉学に励むには、この上なく恵まれた環境であり、このような機会を与えて頂いたことに感謝しながら、充実した毎日を送っている。 2015年春。法科大学院を修了し金融庁に復職した際には、どのような形で金融行政に貢献できるだろうか。そのために、今、学ぶべきことは何か。人生において、今、しておかなければならないことは何か。これらを常に自分に問いかけながら、「今」を大切にして、今日も授業に臨んでいる。留学・研修制度 金融庁では、国際化・複雑化する課題に行政として対応するため、様々な留学・研修制度を通じて、国際感覚を養う機会や高度な専門知識を身につける場を提供しています。幅と変化とスピードに富んだ金融という分野で、「行政のプロフェッショナル」として活躍できるよう、職員一人ひとりの成長を応援しています。■留学について■研修について主に修士号を取得しますが、博士号を取得する例もあります。海外留学●金融庁在外派遣制度●行政官長期在外研究員制度(人事院)[留学先]米英を中心とするロースクール、ビジネススクール等国内留学●金融庁専門職大学院派遣制度●行政官国内研究員制度(人事院)[留学先]法科大学院、会計専門職大学院、公共政策大学院等一般研修・語学研修(英語、中国語)・新規採用職員研修・IT基礎知識研修等実務研修・ファイナンス研修・デリバティブ研修・企業会計実務研修等通信研修・簿記コース・FPコース・証券分析コース等

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