金融庁2014
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17●金融システムを取りまく経済金融情勢の変化に的確に対応する。●デフレ脱却に向けた取組みを金融面からサポートし、以下の好 循環の実現に繋げる。図表 金融モニタリング基本方針策定にあたっての問題意識世界経済の脆弱性(中国、新興国、欧州等)国内の財政赤字、人口減少・高齢化の進展等世界的な金融緩和による巨額なマネーの急激な動き金融機関が適切なリスク管理の下積極的な金融仲介機能 の発揮金融機関経営・金融システムの健全性の持続的確保デフレ脱却 と企業・経済の持続的成長Takaaki Hirabayashi へ。平林高明マについて、業界全体としての横断的な実態把握、課題の発見・改善を行う、③それぞれの業界でのより優れた取組みを見極め、業界全体の水準を底上げする、といったことの実現を図ることとしています(図表)。具体的には、オンサイト・オフサイトを目的に応じて組み合わせ、時として機動的なオンサイトを実施するなど、早期の実態把握が可能なモニタリングを行ったり、複数の金融機関を同一のチームが横断的に検証し、比較分析を行う「水平的レビュー」を導入するなど、モニタリング手法の見直しを進めているところです。 検査官、金融機関の双方にとって、単なる業務のやり方の変更だけでなく、発想の転換が求められることになり、試行錯誤は伴いますが、時代に即した金融行政の実現に向け、一丸となって取り組んでいます。検査局総務課【著者】

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