金融庁2014
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02 世界経済が高度に発達を遂げ、国際的にも相互に密接に連関するようになった今日、「金融」の世界も、グローバルな金融市場から地域の津々浦々の中小企業金融まで、相互に密に連関しながら社会経済のあらゆる場面に広がっています。  私たち金融庁は、グローバルな「金融」の世界が広がりを見せる中で、 ・金融システムの安定の確保 ・金融サービスの利用者の保護と利便性の向上 ・公正・透明で活力ある市場の構築を使命とする組織です。   「金融」は世界中の森羅万象の動きの影響を受け、また、これに影響を与えるものです。このため、金融庁が取り組む課題は、地球の反対側から日本の地域社会の隅々まで、企業の資金調達から個人の金融トラブルまで、実に様々なものがあります。その中には、取組み如何によっては我が国の将来に大きな影響を与える可能性があるものも少なくありません。  こうした課題への取組みにあたり、何が本質的に重要か。私は、その国の金融行政の質は、それに携わる職員一人ひとりの日々の一挙手一投足によって決まると考えています。ですから、人材の確保は極めて重要な課題なのです。  それでは、金融庁はどのような人材を求めているのでしょうか。  金融という分野をベースに、もう一度日本を元気にしてこの国の将来を切り拓いていきたい、失敗を恐れずに人生にチャレンジしてみたい、国際的な金融マフィアとがっぷり四つで勝負してみたい・・・。動機は問いません、個性は大事にします、失敗も大いに結構。ただし、三十年後の日本の行く末にはそれなりに責任を負って欲しいと思います。そういう職場で良かったら、ぜひ、金融庁の扉を叩いてみて下さい。皆さんの仲間が待っています。2014年3月 MESSAGERyutaro Hatanaka畑中龍太郎金融庁長官長官からのメッセージ

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