公認会計士・監査審査会は、毎年度終了後、活動状況を公表していますが、この度、平成22年度(平成22年4月~平成23年3月)の活動状況を取りまとめましたので、公表いたします。 公表内容の概要
1.審査及び検査 日本公認会計士協会の品質管理レビューについて審査を行い、監査事務所9件に対し検査を実施し、監査事務所1件について行政処分その他の措置を講ずるよう金融庁長官に対して勧告した。 また、平成20年2月に公表した「監査の品質管理に関する検査指摘事例集」について、平成21年度までに実施した検査結果につき、最近の検査で確認された事例や会計基準等の改訂等を踏まえ、指摘事例の追加・削除等の見直しを行い、平成22年6月に公表した。
2.公認会計士試験の実施 平成22年試験(短答式、論文式)及び平成23年試験(短答式)を実施した。
3.公認会計士等に対する懲戒処分等の調査審議 金融庁長官から公認会計士等の懲戒処分等に関して意見を求められ、5件の事案について調査審議を行い、金融庁長官の判断が妥当かどうかに関して意見を表明した。
4.諸外国の関係機関との協力 監査監督機関国際フォーラム(IFIAR)について、第8回会合が平成22年9月にマドリッドにおいて開催され、出席した。 また、IFIAR検査ワークショップについて、第5回会合が平成23年2月にワシントンにおいて開催され、参加した。
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