講演等
 

北海道大学大学院 ~「公認会計士の使命」について~

平成24年6月5日 北海道大学大学院

公認会計士・監査審査会常勤委員 廣本 敏郎
 

平成24年6月5日(火)に北海道大学大学院において、「公認会計士の使命」というテーマで講演を行い、学生の皆さん方に加え先生方にもご出席を頂きました。

講演では、まず、公認会計士・監査審査会の業務について紹介しました。監査監視機関としての審査会は、日本公認会計士協会が監査事務所に対して実施するレビューを前提に審査及び検査を実施しているということをわかりやすく概要図で説明するとともに、審査会が発足した平成16年以降の審査及び検査の実施状況について説明しました。続けて、試験実施機関としての審査会業務について説明するとともに、直近では減少傾向となっている公認会計士合格者数も、中・長期的には増加基調にある旨を説明しました。また、最近では、待機合格者という問題も出現してきているということにも触れ、その上で、公認会計士のキャリアパスやIFRSの時代には企業内に会計リテラシーを持った人員が必要とされていること、厳しい時代の経営には会計が不可欠であることを説明しました。

次に、公認会計士の使命についての説明では、公認会計士法の条文を示した後、会計・監査の専門家としての役割期待があると述べ、市場経済における会計の意義や実体経済を支える金融・資本市場における監査の意義、監査の信頼性確保と監査基準、監査を巡る近年の動向など説明しました。

その後、監査人に対する海外政府機関の期待や会計・監査の専門家としての使命など、監査の世界や企業経営の世界において、学生の皆さんに期待することを述べました。

最後に、公認会計士試験にチャレンジし、現代のグローバル化、複雑化した経済社会において極めて重要な会計、監査の知識を身に付け、我が国経済の健全な発展のために幅広く活躍して欲しい旨を付言して、講演を締めくくりました。

【講演の主な内容】

テーマ:「公認会計士の使命」

  • 公認会計士・監査審査会の紹介
  • 公認会計士の使命
  • むすび

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