衆議院財務金融委員会における竹中金融担当大臣の所信表明

(平成15年2月7日)

(はじめに)

金融担当大臣の竹中でございます。引き続きよろしくお願い申し上げます。本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせていただきたいと思います。

まず、最近の経済情勢を見ますと、景気は、引き続き一部に持ち直しの動きが見られるものの、先行きに対する不確実性が高まる中、このところ弱含んでおります。

このような厳しい経済情勢にあっても、日本経済の再生を図る道は「聖域なき構造改革」を迅速かつ着実に推進する以外にありません。政府としては、「改革なくして成長なし」との基本的な考え方を引き続き堅持し、経済活性化に向けた構造改革の取組みを更に加速してまいります。特に、金融行政においては、金融システムの安定・強化、証券市場の構造改革等に強力に取り組んでまいります。

(不良債権処理の加速について)

まず、不良債権問題については、小泉総理の「平成十六年度に不良債権問題を終結させる」という強い覚悟を受け、昨年十月末に策定した「金融再生プログラム」の諸施策を、作業工程表に従って着実に実施しているところです。

これにより、主要行の資産査定の厳格化、自己資本の充実、ガバナンスの強化を図り、わが国の金融システムと金融行政に対する信頼を回復し、構造改革を支えるより強固な金融システムを構築してまいります。

(生命保険のセーフティネットの再構築等について)

次に、生命保険については、保険会社が破綻した場合に生命保険契約者保護機構が行う資金援助等に対する政府補助の特例措置が本年三月末で終了することから、これを延長し、本年四月以降三年間の破綻に対応するため、改めて、五千億円の規模のセーフティネットを整備するなどの措置を講じることとしております。

なお、超低金利が継続するなど生命保険会社の経営環境には厳しいものがありますが、生命保険をめぐる諸問題については、引き続き幅広く勉強してまいりたいと考えております。

(証券市場の構造改革の推進について)

金融システムの安定・強化と並び、もう一つの我が国金融の重要な課題が証券市場の構造改革であります。「貯蓄から投資へ」の流れを加速するため、我が国証券市場について、今までに証券投資を行なったことがない方も含め幅広い投資家の参加が促進されるよう、信頼が得られるものとするとともに、誰もが投資しやすく、金融証券取引のグローバル化に伴う市場間競争にも適切に対応できるものとしていく必要があります。

このような観点から、今回、証券税制について、投資優遇への抜本的な見直しを行うとともに、証券投資の販売チャネルの拡充・多様化、市場仲介者に対する信頼性の確保、公認会計士監査の充実・強化、取引所の連携・統合などのための制度整備を行うこととしております。

(おわりに)

只今申し上げました施策を実現するため、本国会には、「保険業法の一部を改正する法律案」、「証券取引法等の一部を改正する法律案」及び「公認会計士法の一部を改正する法律案」の提出を予定しております。

法律案の詳しい内容につきましては、今後、改めてご説明させていただきますが、当委員会の委員長及び委員の皆様におかれましては、何卒よろしくお願い申し上げます。

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