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平成14年10月7日

金融担当大臣談話

─ ペイオフ問題について ─

  • 1.  9月30日、総理から、構造改革を加速させるための政策強化を行い、政府・日銀一体となってデフレ克服に取り組み、平成16年度には、不良債権問題を終結させる考えである旨の説示があった。

  • 2.  「基本方針2002」で示された政策の枠組みのもと、この方針に従い、不良債権処理の加速化について早急に具体策を取りまとめ全力で取り組むこととしたい。

  • 3.  このように政策強化を行う中、ペイオフについては、決済機能の安定確保のための制度面での手当てを行い、解禁の準備を整えるが、その実施は金融システムの安定確保の観点から、不良債権問題が終結した後の平成17年4月からとしたい。そのための所要の法律案を臨時国会に提出すべく、早急に調整を図ることとする。

  • 4.  これにより金融システムの安定に配慮しつつ、不良債権処理を加速するとともに、中小企業金融等金融の円滑化に万全を期することとする。

  • 5.  このような金融システム改革に加え、税制改革、規制改革、歳出改革という四本柱の改革をより早く、大きく実現し、構造改革を加速しつつ、経済を持続的な成長軌道に乗せるため、関係閣僚と協力しつつ経済運営に万全を期すこととしたい。


竹中大臣経済財政諮問会議後記者会見要旨(平成14年10月7日)新しいウィンドウで開きます

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