平成12年2月9日

金融再生委員会委員長談話

----日本長期信用銀行の譲渡に係る最終契約書の締結について----

  1. 日本長期信用銀行(長銀)の譲渡交渉については、昨年9月28日の覚書の締結以降、12月24日の基本合意書の締結を経て、ニュー・LTCB・パートナーズ(パートナーズ社)と金融再生委員会及び預金保険機構との間で鋭意、協議、交渉が進められてきた。

  2. その結果を踏まえ、本日、金融再生委員会は、パートナーズ社、預金保険機構及び長銀の間で同行の譲渡に係る最終契約書を締結することを承認し、これを受けて、パートナーズ社の八城政基氏、ティモシー・C・コリンズ氏及びJ・クリストファー・フラワーズ氏と預金保険機構の松田理事長並びに長銀の安斎頭取の間で、最終契約書が署名・締結されたところである。

  3. 今後、金融再生法の規定に従い、預金保険機構により長銀に対する金銭贈与、損失の補てんや同行の資産買取等の所要の措置が講じられ、3月1日に預金保険機構が所有している同行の普通株式がパートナーズ社に譲渡される予定となっている。

  4. 長銀の譲渡について確たる見通しが立てられる状況に至ったことは、我が国金融システムの安定及びその再生並びに我が国金融システムに対する内外の信頼回復により一層資するものと考えている。

  5. 当委員会としては、日本債券信用銀行をはじめ現在公的管理下にある他の金融機関についても、極力早期の譲渡を実現するべく引き続き最大限努力してまいる所存である。

 


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