金融再生委員会
平成12年5月31日

日本債券信用銀行の譲渡に係る優先交渉権の取扱いについて

  1.  当委員会は本年2月24日、ソフトバンク、オリックス及び東京海上火災保険を中心に構成される出資グループ(ソフトバンク・グループ)を日本債券信用銀行(日債銀)の譲渡に係る優先交渉先と決定し、以来、預金保険機構とともに、同行の譲渡に係る基本合意書の可及的速やかな締結に向けて同グループと誠実に交渉を行ってきた。4月末には、同グループとの優先交渉期間も1カ月間、延長している。

  2.  しかし、本日、延長後の交渉期限を迎え、当委員会としてはソフトバンク・グループと引き続き交渉は行うものの優先交渉期間の再延長は行わず、明日以降は同グループ以外の候補先との交渉も行えるようにすることとした。

  3.  当委員会としては、このような交渉の新しい枠組みの下で、引き続き日債銀の早期譲渡に向けて最大限努力してまいる所存である。

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