日本債券信用銀行の譲渡の延期について

金融再生委員会
平成12年7月26日





.現在特別公的管理下にある日本債券信用銀行(日債銀)の譲渡交渉については、去る6月30日に株式売買契約が締結され、8月1日にソフトバンク、オリックス及び東京海上火災保険を中心に構成される出資グループ(ソフトバンク・グループ)へ譲渡される予定となっていたところである。


.しかしながら、特別公的管理銀行に係る譲渡の仕組み、とりわけ瑕疵担保条項については、そごう問題に端を発し、与党をはじめとする各方面から、あるいは国会においても、様々な御批判・御指摘があり、特に説明が必ずしも十分ではなかったとの御批判があったところである。


.こうした状況の下、この際、臨時国会における御議論や国民の意見に十分に耳を傾けるとともに、その理解を深めて頂くためには、当初予定の8月1日に譲渡を実行するのは適当ではなく、また、譲渡予定先のソフトバンク・グループからも延期を希望する旨の意向が伝えられたこともあり、日債銀の譲渡を9月1日まで1カ月延期することとした。
   

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