金融研究センターの概要
平成26年4月1日現在
センターにおける研究課題等
金融研究センターでは、下記研究課題等について、調査研究を行っています。
1.諸外国の金融監督制度
金融監督における内部監査部門・監査法人の役割や金融規制強化に伴う金融監督の変化を国際比較する。
2.米・英・EUにおける銀行分野の新規制・規制案の分析と銀行への影響評価
米国ドッド・フランク法の動向、外国銀行に対する規制案を含めた規制内容及び銀行への影響等の随時調査。英国、EU における新規制・規制案の内容及び銀行への影響等の随時調査。
3.東京市場の国際的な魅力を高めるための、制度・規制改革や市場整備の諸施策についての理論的視座の構築
国内外の金融取引が、特定の場所に集積していくことの十分条件を、政治経済学的に把握する。単なる国際比較や、海外にあって我が国にない制度の洗い出しを超えて、金融市場の国際化・センター化が進んでいくミクロ経済学的要因や、歴史的・地理的な背景について調査・研究を行い、「日本らしさ」のある東京市場の魅力向上策について、政策的なインプリケーションを導き出す。
4.我が国におけるコーポレート・ガバナンスを巡る現状等に関する調査
我が国におけるコーポレート・ガバナンスに関する規律やコーポレート・ガバナンス向上に向けた関係者の取組み状況等についての調査・研究を行う。
5.アジア諸国の金融・資本市場の法制度、決済システム、金融監督などを含む金融インフラの整備に関する調査
アジア諸国に進出する日本企業の海外活動に対して円滑な資金供給を行う日系金融機関を支援する観点から、整備支援を行うことが効果的な現地の金融インフラ(金融・資本市場の法制度、決済システム、金融監督などを含む)を具体的に把握するための調査を行う。
6.アジア諸国に対する電子記録債権の日本型モデルの横断的な普及に関する調査
アジア諸国における資金決済の安全性向上等の観点から、電子記録債権の日本型モデルの横断的な普及を図る上で、我が国からの技術協力が有用と思われる分野などの必要な調査を行う。
7.高頻度取引(HFT)を用いた不公正取引に関する実証研究
寄り前気配は始値形成やその後の売買動向を読み取る重要な情報として機能してきた。しかし、HFTが普及した昨今、寄り付き間際に注文取消しや指値変更が行なわれるケースが増えてきており、寄り前気配の情報価値への疑問あるいは始値やその後の株価形成に対する操縦可能性拡大への懸念などが生じてきている。そこで、寄り前から寄り付き後の一定時間のTick Dataを用いて、当該時間帯におけるHFTの気配・価格形成への影響を実証分析することにより、そのような疑問や懸念へのインプリケーションを示す。
8.不正会計の早期発見に関する海外調査・研究
不正会計の実態や動機、その兆候について、海外における先行研究を体系的に調査・研究した上で、不正会計の早期発見に向けたインプリケーションを示す。
9.銀行分野における国際規制のあり方についての調査・研究
銀行分野において現在検討されている国際的な規制改革に関し、規制のあり方について、調査・研究を行う。
10.国際的な規制の導入に関する影響度評価、システミックリスク分析・評価手法等
米国主に証券分野における国際的な規制の導入に関するマクロ的な影響度評価やシステミックリスク・エマージングリスクの分析・評価手法(モデル分析を含む)等について、理論のみならず計量的な分析も含んだ調査・研究を行う。
11.海外の消費者信用規制改革等についての研究~英国2012年金融サービス法を中心に
英国を中心として、消費者金融市場に関する規制改革について、業態別規制・規模・リスク・商品・借り手のプロフィール等を踏まえた調査・研究を行う。

