入門編
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わたしたちの生活と金融の働き
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第2章 企業の役割とは
〜「会社」ってどんなところだろう?〜

(1)企業の役割

 経済活動においておもに生産を担当するのが企業(会社)です。経済主体の3つのうちの1つです。企業と家計の関係は、企業が家計で消費するものを生産するだけでなく、生産するために重要な労働を家計から得ています。そしてその労働に見合った賃金を家計は企業から得るという関係にもなっています。



ネコ 株式会社のしくみ 株式市場のしくみ
企業の種類

(2)企業の種類

 企業には図のようにいろいろな種類があり、大きく公企業私企業に分けられます。公企業は公共の利益を優先して経営していますので、国や地方公共団体がお金を出しています。それに対して私企業は利潤の追求を目的としており、民間の企業や個人がお金を出しています。このほかに国や地方公共団体と民間が共同でお金を出して経営する公私合同企業もあります。例えば日本銀行やNTT(日本電信電話株式会社)などがそれにあたります。私企業の中でも有名な企業をあげてみるとたいていが株式会社ではないでしょうか。日本の経済に大きな影響をあたえている株式会社とはどんな企業なのでしょう。



(3)株式会社

 町を歩いていると、看板や広告には○○株式会社とか(株)□□や株式会社△△などと書いてあるものが多いことに気が付きます。この株式会社の起源は、17世紀のはじめの東インド会社だといわれています。新航路が発見され大航海時代になるとヨーロッパでは貿易がさかんに行われるようになりました。特にアジア諸国から安く買い付けた香辛料をヨーロッパで売りさばき大もうけをしていました。貿易には船が必要ですが、船を造るには多額のお金がかかります。そこでお金を出してくれる人を募り、造船のための資金(お金)を集めました。もし船が嵐で沈没したり、海賊に襲われたりしても多くの人からお金を出してもらっているので、お金を出した人は出したお金だけの損ですみます。しかし、無事に戻ってくれば儲かった利益を出した額に応じて分け前を得るしくみができあがりました。これが株式会社のはじまりだといわれています。

Point

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