入門編
第 第1章 第2章 第3章 第4章 章
わたしたちの生活と金融の働き
トピックス ポイント集 用語集 リンク 教師
     
2.株式市場のしくみ

(1)発行市場と流通市場

 株式市場(かぶしきしじょう)とは、株式を買ったり売ったりするしくみのことです。その1つが「発行市場」といって、新しく発行された株式を会社が投資家(とうしか)へ売る市場のことです。もう1つは「流通市場(りゅうつうしじょう)」といって、すでに発行された株式を売買する市場で、投資家同士が売買する市場のことを指します。

ネコ

(2)証券会社と証券取引所

 株式を買ったり売ったりするためにはどうしたらいいでしょう。普通は証券会社へ行ってそこで注文をします。どこの企業の株を何株いくらで買いたいのか、あるいは売りたいのかを注文しておきます。全国から集められた投資家の注文は証券会社からコンピュータによるオンラインで証券取引所に集められ、そこで条件に合う取引を成立させ売買されるのです。

 証券取引所は、現在日本には東京をはじめ大阪、名古屋、福岡、札幌の5カ所にあります。株式の取引はこの証券取引所を中心に行われています。特に東京証券取引所での取引(売買高)が多く、全体の9割以上を占めています。

 証券取引所で売買されている株式は、上場(じょうじょう)企業の株式だけで大企業の株式が中心です。上場されていない株式は、証券取引所では扱わず、株式店頭市場で扱われています。上場企業に比べて登録するための基準がゆるやかなので、将来性のある中小企業なども資金(お金)の調達(ちょうたつ)がしやすくなっています。

新聞の株式欄(3)株式の売買と価格変動

 上場されている会社の株式の売買は、上記の通り証券取引所で行われます。それぞれの株式に対して買いたい人と売りたい人が注文を出し、企業の株式(銘柄/めいがら)ごとの「売りたい」注文と「買いたい」注文とを結びつけ、「買いたい」注文と「売りたい」注文の値段の折り合いがついたところで株価(株式の値段)を決定します。人気のある企業の株式は「買いたい」注文がたくさん集まり株価が上昇しますし、逆に人気が下がった企業では「売りたい」注文が増えて株価が下落します。ここでいう企業の人気は、業績などが大きく影響するので、株価はそのときどきの企業の価値を表しているものだともいえます。

 企業の株価は、こうした企業自身の人気や業績以外にも、その企業を取り巻く経済や社会の様々な要因(例えば:金利、為替(かわせ)、政治の動き、国際情勢、天候など)によっても変動します。

Point
基礎編 12

Financial Services Agency. The Japanese Government Copyright(c)2000 金融庁 All Rights Reserved.

戻る プリントはここから PDF
TOP