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柳澤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成13年12月4日(火)9時12分~9時19分)

【閣議案件等】

本日の閣議ですが、「平成13年度の経済財政報告」が報告されましたということでございます。その他は閣僚懇に入りましても年末の閣議の予定がちょっと話題になった程度で、別にまだ確定の日程が決まったわけではありませんので、話し合いがちょっとあったという程度でございます。

【質疑応答】

問)

経済財政白書ですけれども、不良債権問題の解決が中長期的な日本経済の回復に非常に重要だという視点で書かれていると思いますけれども、白書をお読みになってのご感想は如何でしょうか。

答)

最後のところであるんだけれども、やはり鶏と卵というか、両方の関係があるということですね。ですから私としては、自分の与えられた任務というのは基本的に不良債権が経済の足を引っ張るというようなことを、できるだけ、早く解消したいということで、しっかりと仕事をしていきたいということを考えているわけです。

問)

次に銀行株ですけれども、思い切った中間決算、あるいは通期の見通しで悪材料出尽くしかと思われたのですけど、またエンロンの破綻をきっかけにして、下値を下げる動きになっているように見受けられます。エンロンの邦銀への影響等も含めて、邦銀の置かれた状況について現在、大臣はどのように思われているでしょうか。

答)

そうですね、エンロンのような破綻というものはあってはならないことだというふうには思ってますが、それはそれとしてですね、銀行への影響というのはかなり限定的で、14年3月期の見通しを改めなければならないというようなことにはならないというふうに見ているわけです。そのような見方が新聞報道にありましたけれども、我々もそう見ているということです。

しかし株価のことについては各行がですね、厳しい見通しを出しているのは、やはり不良債権の処理に対して不退転の気持ちで臨むと、そういう姿勢の現れだというふうに思っておりまして、そうしたことをよく見て頂くと有難いというふうに考えています。

問)

話題は変わるのですけれども、先週末の雅子妃殿下のご出産を機に、皇室典範の見直しの議論が上がっていると思いますが、大臣は女性の皇位継承についてどのようにお考えでしょうか。

答)

私は男女の区別というものに対して、私の年代の人間としてはかなり何というか緩やかな、おおらかな感覚を自分でも持っていると思います。従って皇位についてもですね、女子女性の継承というか、そういうことがあっても全く抵抗感がありません。

ただ、皇室典範の改正云々ということについてはですね、別途いろいろな、そうした基本的なことだけではなくて考えるべきことがあるのではないかと思いますので、まあ私の立場でこれ以上のコメントをすることは差し控えたいというふうに思います。

(以上)

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