柳澤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成14年7月9日(火)9時25分~9時30分)

【閣議案件等】

本日の閣議ですが、14年度の中小企業者に関する国等の契約の方針ということで、中小企業政策の一環として国等が行う契約の相手にできるだけ中小企業を選ぶという方針でございます。それから平成14年度の労働白書が出ました。ASEM財務大臣会議の報告がございました。

閣僚懇に移りまして、独立行政法人の平成13年度の実績の評価がいよいよ行われるということがございました。そこで総理から発言がありまして、特殊法人等の推進等についてという項目での発言ですが、人事検討会議に総裁等の人事についてはかけるということを決めるという話がございました。この話は、とにかく改革を進めるという人事を行って、改革の実を上げて行きたいんだというご趣旨でした。それから食を考える国民会議というのが開かれるというお話等がございました。以上です。

【質疑応答】

問)

塩川財務大臣が、金融再編のことについてお話されているのですけれども、若干柳澤大臣や金融庁の考えられているものと違うところもあるかなと思うのですけれども、塩川さんのお考えについて大臣としてはいかがお考えでしょうか。

答)

そうですね、ちょっと塩川大臣から報告というか出張の様子を聞いたのですが、まあ会談の相手からそういう話が出た時の話だということのようでした。

問)

金融庁が今お考えになっている地域金融機関の再編の方なのですけれども、具体的には発表の日取りというのは。

答)

再編ということを言っているわけではなくて、地域金融機関が収益力等を向上させたいということで、手法の一つとして合併等を選択しようという時に、これに対して環境整備の面で応援をしようと、まあこういうことです。

この政策は、皆さんご承知の通り4月12日でしたか、項目を発表して出来るだけ早期に検討ということで検討をしておりますが、前に言ったように中間報告的というか、広がりを示そうということでございますが、できれば明日の晩方というか、その位のタイミングに間に合わせたいと、こういうふうに思っております。

問)

塩川大臣の、いわゆるナショナルバンクと地銀の再編だとか、それから銀行と生保の再編だとかというようなことを仰って、それは財務省というか財務大臣個人の見解であるというようなことだったのですが、その辺にについては大臣同士でお話になられたり、意図をお聞きになられたのでしょうか。

答)

いや、そこまでは到底聞く時間もないわけで、聞いておりません。まさに財務省ではなく大臣個人のお考えだろうと思います。

問)

ということは今、金融庁が取り組まれている中間的なと言いますか、合併等促進策とは、直接はリンクしないというふうに考えて良いのでしょうか。

答)

まあ、そういうことでしょうね。直接はリンクしないのですが、まあ軌を一にする部分があると、こういうことだと思います。

(以上)

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