竹中金融・経済財政担当大臣記者会見要旨

(平成15年6月3日(火) 9時11分~9時14分  於)院内)

1.質疑応答

問)

新しい公的資金の枠組みなんですけれども、今月中にも結論を出すということなんですけれども、これはやはり通常国会を目指してこれから動かすというか、動いていくというふうに思えばよろしいですか。

答)

まず、今、金融審のワーキンググループで、新たな公的資金の枠組みが必要かどうかも含めて抜本的な検討をしていただいていますので、まずはその専門家の議論をじっくりと見守って、それを踏まえて、今後我々としてやるべきことは何かというのを考えて行きたいと思います。

問)

やはり目途として、通常国会を目指すということでしょうか。

答)

まず必要性も含めて検討している段階ですので、その後どうするかというのは今の段階ではまだ申し上げるべきではないと思います。

問)

昨日、財務会計基準機構が会合を開きまして、時価会計の選択制、これ見送りの方向で意見が集約されつつあるんですけれども、これについていかがでしょうか。

答)

集約されつつあるということですけれども、今はまだ議論の途中でありますから、これはしっかりと議論をして欲しいと思います。

問)

公的資金の投入のスキームについて、昨日、自民党のセミナーで、新しい枠組みを作らなければいけないという発言があったのですが、その新しい制度の導入に向けた意欲を示されたということなのでしょうか。

答)

私の発言ですか。

問)

ええ。

答)

私の発言は、基本的には我々は今の法律をしっかりと執行していくという部分と、必要な枠組みは作っていく部分と、その両方の仕事がありますと。その新たな枠組みについては、「金融再生プログラム」でその必要性を含めて検討するということをかなり早い時期から私としても明示したつもりだと。それを受けて、今、議論の最終段階ですけれども、結果をしっかりと見守りたいということです。

あの時、国会議員の方がいらっしゃいましたから、もしそういうことになったら、これはもう国会で議論していただくことだと、そういう話を昨日はしたつもりです。

問)

閣議では何か経済に関する問題については。

答)

今日は短い閣議で総理もいらっしゃいませんでした。特に私の方に関連する項目は、関連の政令が1つありましたですけれども、特に報告することはございません。

閣僚懇でも、特に意見はありませんでした。

(以上)

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