竹中金融・経済財政担当大臣記者会見要旨

(平成15年6月6日(金) 9時22分~9時26分 於)院内)

1.発言要旨

閣議がございました。私の方からは、破綻金融機関に関する国会報告について発言をさせていただきました。今日閣議決定していただく分です。

それと、特に私の関連で報告することは閣僚懇を通してございません。個人情報の関連で、内閣府の特命担当で細田大臣がご就任になるということが総理から発表されました。

以上です。

2.質疑応答

問)

「三位一体の改革」なんですけれども、分権会議の報告書を出しますが、課題を積み残した上で諮問会議に回って来ると思うんですが、これはまとめ切れるかどうか、いかがでしょうか。

答)

本当に非常に大きな課題でありますし、同時に内閣として構造改革の中核に位置する重要な課題ですので、「基本方針2003」の取りまとめに向けてしっかりと作業をして行きたいと思います。大変重要な難しい課題ですが、総理も外遊からお帰りになられて、総理とも相談しながらしっかりと進めて行きたいと思います。

問)

来年度に実行出来るものが少ないと、かなり当初のイメージと違うということになるのかもしれませんが、その辺はどうなんでしょうか。

答)

今の段階では我々は工程表をしっかり作るわけですから、全体としてどのようにして行くのか、当面どのようにして行くのか、まだ何も具体的に決めているわけではありません。国民にしっかりと改革の姿を見てもらえるようなものに私としては是非努力をしてして行きたいと思います。

問)

それから景気動向指数なんですが、一致指数が4カ月ぶりに50%割れ、先行は2カ月連続と。踊り場とされてきた大臣の景況認識はいかがでしょうか。

答)

幾つかの指標を重ねて見なければいけないと思っておりますが、基本的に、踊り場的状況であるという認識は今の時点で変えておりません。

問)

少子化の問題なんですが、1.32で最低ということが出ましたけれども、こういうことが、将来の日本にどういう影響を与えるかという問題意識は持ってらっしゃいますでしょうか。

答)

これは本当に非常に大きな、正に構造的な問題で、人口を維持するためには2.1近くの合計特殊出生率が必要ですけれども、これはもう多分30年近く、この数字を割り込んで来ているわけです。だから、それこそ1年、2年で解決できる問題ではありません。我々としては、仕事をするということと家庭の両立をできるような、そういう政策を準備して行くということ、また、その中に男女共同参画の問題意識をしっかりと持ち込んで行くということが、政府としてやるべき重要なポイントだと思っています。

問)

りそなの公的資金なんですけれども、大まかな骨子、議決権の部分ですね、見えて来ましたでしょうか。

答)

これは今作業しているところですので、基本的な方針は既に申し上げておりますけれども、その方向に乗ってしっかりとやって行きたいと思います。

問)

保険業法についてなんですけれども、野党から反対が強くて、国会の会期の問題もあると思うんですが、この辺の対応はどんなふうに考えていますか。

答)

正に今日もこれからご審議をいただくわけで、我々としてはその趣旨をしっかりと説明して対応して行きたいと思います。

(以上)

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