竹中金融・経済財政担当大臣記者会見要旨

(平成15年7月18日(金) 8時47分~8時51分 於)院内)

1.質疑応答

問)

今日、参議院の方で、保険業法の改正が成立する見込みですけれども、改めてそのご所見を。

答)

大変難しい状況の中で、この法案を提出させていただきました。言うまでもありませんけれども、これは経営の選択肢を1つ与えるものであると。あくまでも、現会社と契約者との自主的な行為、自主的な手続で進めていただくものですので、我々としては、この趣旨を是非広く更に国民に知っていただく努力をするとともに、これを必要に応じて有効に活用できるように整備をしていきたいと思います。

問)

閣議、閣僚懇で何かありましたか。

答)

閣議、閣僚懇、私の関係で特に申し上げることはありません。

閣僚懇では、総理の方から、先般の長崎の事件に続いて、赤坂で4人の子供たちが被害に遭ったと、それについてご質問が出ました。基本的には子供というのは、今回の場合もやはり非常に被害者になり得るし、また事件によっては加害者にもなり得る。夏休みを控えて色々な問題も生じるので、各大臣でしっかりと議論を深めて欲しい、そのような趣旨の発言が総理からありました。

問)

「予算の全体像」ですけれども、昨夜の記者会見では数値目標については詰め切れていないところがあると仰いましたけれども、今月末の取りまとめ段階で、補助金削減等について、具体的な数値目標を盛り込むことを目指すのでしょうか。

答)

要するに、大枠の数値目標は、これまでの「骨太の方針」でも議論をしてきましたし、予算の、例えば歳出の大枠とか、そういうものはしっかりと示さなければいけないと思います。

ただ、数値については、例えば具体的にどの補助金をどれだけ対象にするのかとか、これはもう制度設計の中身そのものですから、これは時間をかけてこれからやって行くということになるのだと思います。「予算の全体像」をどこまで詰められるかというのは、時間的制約もありますけれども、我々としてはこの「予算の全体像」は2回目ですから、この趣旨を定着させて行くということが大変重要だと思っていますので、全力を尽くしたいと思います。

問)

公的資金注入行への業務改善命令の検討ですけれども、当局が、不良債権処理や、それから株の処理を推進してきたことに対する整合性というものと、これから改善命令を打つ場合の効果はどういうものを期待します。

答)

まだその決算の内容を精査しているところですので、我々としてまだ方針は決めておりません。当然のことながら、「金融再生プログラム」の枠組みの中で、それと整合的に行政はやって行かなければいけないと思っております。まだ、最終的には決めておりませんので、しっかりと検討したいと思います。

問)

今の精査の時間的な目途というのはどうでしょうか。

答)

今日は、国会がありますので、それが終わってから、また事務的に打ち合わせをしたいと思います。

(以上)

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