竹中金融・経済財政担当大臣記者会見要旨

(平成15年7月22日(火)9時10分~9時14分 於)院内)

1.発言要旨

おはようございます。閣議がございました。大変短い閣議で、閣僚懇を含めて特に申し上げることはございません。

2.質疑応答

問)

内閣府側から、このところ、今年この3連休も含めて、夏は非常に天候不順で、夏の商戦の盛り上がりも低調なんですけれども、天候不順の個人消費への影響はどのようなお考えでしょうか。

答)

まだ、今の時点で具体的なことを申し上げるような材料というか素材も持っておりません。しかし、ご指摘のような議論があるということは承知をしております。特に夏場、夏向けの商品が幾つかありますけれども、そういうところについてはしっかりと見ていきたいと思います。

問)

金融庁側からですけれども、旧大和銀行が金融庁の検査で2001年9月期に4%割れしていたというような報道がありましたけれども、この事実関係についてお願いします。

答)

報道は承知をしております。ただ、検査につきましては、これは金融行政の基本であって、その検査の内容について申し上げることはできないという点はご理解をいただきたいと思います。ただ、一般論としては検査を行って、それに基づいて所定の手続を踏んでしっかりと監督していくというのは我々の基本線でありますので、その基本線は踏み外さず、ずっときちっとやってきたというふうに認識をしています。

問)

そうしますと、この件に関してはともかく、4%割れをしていて、なおかつ早期是正措置などの適正な措置をとらなかったということを問題視するような向きもあるんですけれども、この辺りはどんなふうにお考えですか。

答)

これは、あくまでも一般論でのお尋ねですけれども、例えばそういう検査で、そういうふうに健全基準を下回る場合どうするかというと、これは報告徴求を行って、報告徴求を行った結果、必要があれば、その早期是正の命令を行うと。これはもう非常に重要な、ルール化された我々の監督行為だというふうに思います。それについてはきちっとやってきたというふうに認識をしています。

問)

この問題に関して、恐らく国会中に質問なんかも出るかと思いますけれども、特に調査されて内容をつまびらかにされるとか、そんなおつもりは今のところはそうするとないということですか。

答)

今申し上げたように、きちっとルール、行政の手続に則ってやってきているかどうかということですから、これは調査するまでもなくきちっとやってきているというふうに私自身も認識をしております。

問)

今の点に関連して、今年の春先の旧大和、旧あさひの合併の時に、旧大和の財務について大臣ご自身、何か不安を感じたり、問題視されたということはなかったですか。

答)

当然のことながら、そういうことはきちっとチェックをしなければいけない項目であって、それは事務方もしっかりとやったし、私もしっかりとやったつもりです。これについては、もう国会答弁しておりますけれども、その時点で一番近い利用可能な財務データに基づいて判断をするわけで、それについてはきちっと行われてきたというふうに認識をしています。

問)

民主党が今週末にも高木長官を東京地検に告発するという報道がありますけれど、東京海上の問題で、それについて大臣は何かお聞きになっていますか。

答)

聞いておりません。

(以上)

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