竹中金融・経済財政担当大臣記者会見要旨

(平成15年9月16日(火) 10時33分~10時38分 於)金融庁会見室)

1.発言要旨

おはようございます。閣議がございました。閣議の関係で、特に私の方から申し上げることはございません。

閣議の前に、給与関係等の閣僚会議がございました。これについては、後程官房長官の方から発表されると聞いております。

私の方からは以上でございます。

2.質疑応答

問)

金融庁の方からですが、何度もお伺いしておりますけれども、業務改善計画というか、経営健全化計画の精査の状況と公表の見通しについて改めてお聞かせください。

答)

この間、確か金曜日にご質問を受けまして、あと連休がありましたので、また今日火曜日であります。その時お答えした答えと、基本的には変わりません。しっかりと今精査をしております。

問)

それに関連してなのですけれども、今回の業務改善命令では、株安が原因で外部環境による赤字であるという銀行側の反発というか反論を、大臣は、資産価値の変動を織り込んだ業務をするのが金融業であるという形で受け入れられませんでした。今期といいますか、次の決算でも、同じスタンスで判断されるということでよろしいでしょうか。

答)

判断の基準を変える理由は、何もないと思います。これは、資産運用で利益が出れば、それはそれで評価されるべきだと思いますし、従って基準を変えるという理由は何もないと思います。

問)

次に阪神タイガース、優勝おめでとうございます。

答)

ありがとうございます。

問)

それで、18年ぶりの瞬間を、大臣としてどこでどのようにお迎えになられたのかというのをご披露願いたいのですが。

答)

実は、実にあっけなく、昨日夕方から研究会、勉強会をしておりまして、勉強会の間もずっと気になっていたのですが、勉強会が終わった時に、政務秘書官から「優勝しました」とぼそっと言われました。

問)

改めて、ご感想といいますか、今日また1日経って感慨深いところがあると思うのですが、どのようなお気持ちでいらっしゃいますでしょうか。

答)

甲子園で決めるだろうと、もう連休の前から私はそう思っておりましたから、予想通りであります。実は、本当は今日だと思っていたのですけれども。いずれにしても、ファンとしては、これはもうやはり正直言ってすごくうれしいですし、次は日本一、次はV2、V3、どんどんいってほしいと思います。

問)

金曜日の日銀の政策決定会合の議論をもちろん色々とお聞きになられていると思いますけれども、どのように評価されているのでしょうか。

答)

福井総裁が就任されてから、2つの方向でしっかりと金融政策を強化してこられたと思います。金曜のご決定も、正にそういう方向に沿ったものだと思います。

2つの方向というのは、金融政策の効果を高めるための新たな枠組み作りということなのだと思うのですね。もう一つはアカウンタビリティー、説明責任をしっかりと果たしていく、この2点であったというふうに思います。金曜日の決定会合は、その意味では現先オペの期間延長の検討とか、非常に地道に見えることであるかもしれませんが、金融政策の実務の観点から金融政策の効果をしっかりと浸透させていくための一歩であるのだろうというふうに思います。この点については、引続き日銀の方でも大変ご努力を重ねられるというふうに思っています。

問)

東京都の銀行税をめぐる訴訟が和解の方向になったということですが、これについてご見解を承れますでしょうか。

答)

和解が近いのではないだろうかといったような報道については、承知しております。

ただ、これはまだ決定していることではありませんし、何といってもこれは個別訴訟に関することでありますので、今の時点でのコメントは差し控えさせていただきたいと思います。

(以上)

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