竹中内閣府特命担当大臣(金融、経済財政政策)記者会見要旨

(平成16年3月16日(火)8時54分~8時58分 院内)

1.発言要旨

おはようございます。

閣議がございました。閣議について、私の方から特に申し上げることはありません。

閣僚懇で、福田官房長官から、4月以降、毎週1回、昼食を挟んだ閣僚のフリートーキングの場を持ちたいという御提案がございました。詳細は、官房長官の方から御発表があると思いますけれども、週に1回、閣僚が自由に集まって、お昼の時間にフリートーキングをするという会が持たれることになると思います。

私の方からは以上です。

2.質疑応答

問)

昨日、日本振興銀行が本免許申請をいたしました。改善項目に目途が立ったためとしておりますが、ビジネスモデル等、本当にその認可取得に向け耐え得るものなのか、現時点で大臣のお考えをお聞かせください。

答)

個別の銀行の審査のことですので、中身についてコメントするのは差し控えさせていただきます。我々としては、銀行法に決められた審査基準に則って、粛々と作業を進めていくつもりであります。

問)

郵政民営化連絡協議会なのですけれども、4月の中間報告以降も組織として存続するのかどうか、お考えをお聞かせください。

答)

基本的に、特に現時点でどうこうしようと考えていることはございません。いずれにしても、今、我々は中間報告に向けて郵政民営化連絡協議会の方で色々素材を検討していただいて、次の23日の諮問会議では、郵貯、簡保についてしっかりと議論する、4月に入って中間報告に向けて議論をするという予定でありますので、郵政民営化連絡協議会の方も諮問会議の方も、共にしっかりとやっていくつもりでおります。

問)

昨日の月例経済報告の関係閣僚会議の中で、素材価格の上昇が景気を冷やすのではないかという懸念が出されていましたけれども、これについてお考えをお聞かせください。

答)

これは、個別にしっかりと見ていかなければいけない問題だと思います。その個別の問題については、経済産業省の方で当然問題意識を持って、しっかりと対応されると思います。

ただ、一般論として言えば、素材の価格の上昇というのが、例えばオイルショックの場合のように供給の制約によって生じている場合と、今回のように需要の拡大によって生じている場合とでは、やはりこれは意味が違うと。供給の制約によって生じている場合は、いわゆる典型的なネガティブ・サプライショックみたいなものであるのですけれども、今回は必ずしもそういうことではないと思いますので、過度に悲観的に見ることなく、しかし注意深く部門別に見ていくということが必要だと思います。

問)

日銀の福井総裁が、間もなく就任してから1年になるわけなのですけれども、今までの政策についての評価と、今後の課題について簡単にお聞かせください。

答)

政府・日銀一体となって、常に私自身福井総裁と対話しておりますし、御苦労なさっていると思っております。更に頑張って、マネーサプライが増えるように、共に努力をしていきたいと思います。

(以上)

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